<春季千葉県高等学校野球大会:拓大紅陵5ー4志学館>◇26日◇3回戦◇千葉県野球場
拓大紅陵は3回戦で志学館と対決し、2対4で迎えた8回裏に3点を入れ、5対4で逆転勝利を収め、ベスト8進出を決めた。
7回表に登場した二刀流・宮澤 和聖投手(2年)が投打で活躍した。7回に1点を取られたが、最速139キロの速球、鋭く落ちるチェンジアップを武器に4奪三振の快投。横振りだった投球フォームから軸足にしっかりと体重を乗せて、縦回転で投げる投球フォームに変更し、ストレートの球威が増し、自己最速を更新した。打者としてもスライダーに狙いを絞り、左前安打。さらにチームトップクラスの俊足を活かして、同点のホームを踏んだ。
投げる、打つ、走れて、さらに外野も守れる二刀流選手である宮澤について、坂巻展行監督は「謙虚に取り組んでいけば、もっと成長できる選手」と自覚を持って取り組むことを期待している。
来年世代では貴重な走れる二刀流選手として、高校日本代表候補に入る可能性を持った逸材として今後の進化に期待だ。