<春季高校野球神奈川県大会:東海大相模8-7藤嶺藤沢>◇19日◇4回戦◇バッティングパレス相石スタジアムひらつか

 昨秋準優勝の名門・東海大相模藤嶺藤沢相手に大苦戦。延長10回に及ぶ激戦を制した。

 1回表、東海大相模は1番岡山 泰生内野手(3年)の三塁打でチャンスを作り、3番中村 龍之介外野手(3年)の二塁打で1点を先制。5回まで10安打中、5長打が飛び出し、7得点を入れるが、投手陣が踏ん張れず、6回裏に7対7と同点に追いつかれてしまう。

 7回裏から登板した島村 宏斗投手(3年)が最速137キロを計測した伸びのあるストレートで、強打の藤嶺藤沢打線から三振の山を築き、3回を投げ7奪三振の快投で、7対7のまま延長戦へ。

 延長タイブレークとなった10回表、一死二、三塁のチャンスを作り、1番岡山に打席が回る。

「投手の島村が絶対にバントで二、三塁にするといってくれたので、絶対に打つつもりでした」と勝ち越し犠飛を放ち、この1点のリードを島村が守りきり、計4回を投げ、9奪三振の快投で藤嶺藤沢との激戦を制し、ベスト8進出を決めた。

 原俊介監督は「今日はかなり難しい試合展開で、そして苦しい試合でした。こうした試合を勝てたことは選手たちにとっても自信になる試合になると思います」と粘り強い戦いを見せた選手たちを称えていた。

東海大相模のスタメン>

1番サード・岡山 泰生内野手(3年)

2番セカンド・柴田 元気内野手(3年)

3番センター・中村 龍之介外野手(3年)

4番ファースト・金本 貫汰内野手(3年)

5番ライト・川本 叶生外野手(3年)

6番キャッチャー・佐藤 惇人捕手(3年)

7番レフト・市礒 輝大外野手(3年)

8番ショート・日賀 琉斗内野手(3年)

9番ピッチャー・菅野 悠投手(3年)