中央学院が2投手の好投で甲子園初勝利、耐久・冷水の力投報われず
臼井 夕馬、颯佐 心汰(ともに中央学院)※写真は過去の取材より
<第96回選抜高校野球大会:中央学院7-1耐久>◇20日◇1回戦◇甲子園
中央学院(千葉)が耐久(和歌山)に快勝して、春夏通じて初めて甲子園1勝を手にした。
先発の臼井 夕馬投手(3年)が5回を無失点に抑えると、6回からリリーフした、遊撃手の颯佐 心汰内野手(3年)が4回を1失点に抑えて逃げ切った。
臼井は「冬場のトレーニングで精神的にも強くなった。うちは打線が良いので勢いにもっていく投球はできた」と言葉を弾ませると、颯佐は「試合前から(登板が)6回と言われていたので、準備はできていた。うちは臼井、蔵並と合わせて3人で1試合を投げることをテーマにやっている。打撃はコンタクト力を高めることをテーマにやってきたが、まだまだです」と振り返っていた。
打撃では、1対0で迎えた6回に、青木 勝吾外野手(3年)が左越えへ2点適時三塁打を放つと、水嶋 悠外野手(3年)も右中間への適時三塁打を放って3得点。新基準バットとは思えないパワフルな打撃を見せた。
小技も冴えた。1回には2死一、三塁からヒットエンドランをかけて先制点を奪うと、7回には敵失に乗じてつくったチャンスからセーフティースクイズを決めるなど、多彩な攻撃も見せた。
春夏通じて初の甲子園に挑んだ耐久は初陣は飾ることができなかった。先発した 冷水 孝輔投手(3年)は、7回に右肘に死球を受けるアクシデントもありながら、8回まで投げ続けたが勝利には届かなかった。
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