中日・上林が二軍マルチ安打で「天才打者」復活への狼煙! 打率4割を超える
仙台育英時代の上林 誠知
中日・上林 誠知外野手(仙台育英出身)が、完全復活をアピールした。17日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦に5番右翼で先発出場。3打数2安打のマルチ安打をマークした。
今キャンプ中に、右肋間(ろっかん)筋損傷のアクシデントで戦列を離れていたが、13日の2軍戦で実戦復帰し、15日のソフトバンク戦から2軍の公式戦に出場していた。これで3試合連続安打にもなり、「ヒットメーカー」としての素質を発揮してきた。
ウエスタン・リーグでの結果は以下の通り。
15日(対ソフトバンク)2番右翼=4打数2安打2打点
16日(対ソフトバンク)5番中堅=4打数1安打0打点
17日(対ソフトバンク)5番右翼=3打数2安打0打点
合計 11打数5安打2打点、打率.455
昨年オフ、まさかのソフトバンクからの戦力外通告を受けて、中日に移籍した。その古巣相手に意地を見せるかのように、ヒットを打ちまくっている。故障した当時は、開幕は微妙と思われたが、完全復調を遂げて開幕に十分に間に合いそうだ。
井上2軍監督も高評価しているようで、あとは1軍に呼ばれるのを待つばかりだ。
背番号「51」を背負うものとしての宿命なのか。ソフトバンクから中日に移籍しても「51」を背負う男には、やはりヒットを量産する姿が似合う。広島の背番号「51」、小園 海斗内野手(報徳学園出身)も、オープン戦打率4割を超える好調ぶりだ。同じ「51」として負けるわけにはいかない。
仙台育英出身の上林と報徳学園出身の小園が、今季首位打者争いを繰り広げてくれるとファンとしてはたまらない。阪神・中野 拓夢内野手(日大山形出身)、DeNA・宮﨑 敏郎内野手(厳木高出身)も加わり、背番号「51」によるセ・リーグ首位打者争いなんていうのも夢ではない。
新天地・中日で大きく輝きを放つため、上林の挑戦はこれからが本当のスタートになる。
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