名将・門馬監督率いる創志学園が甲子園練習!ベースランニングから始めた理由とは
創志学園・門馬監督
第96回選抜高等学校野球大会の甲子園練習が13日に阪神甲子園球場でスタートした。
昨秋の中国大会準優勝の創志学園(岡山)もこの日に登場。2022年8月に就任した門馬 敬治監督は初めて同校のユニフォームを着て甲子園の地に立った。
門馬監督が甲子園に戻ってきたのは東海大相模を率いて優勝した2021年春以来。「この場所に戻って来られたというのがすごく興奮していますし、嬉しいです。だからこそ、ここで勝利への思いを強くしました」と改めて気持ちが高まったようだ。
練習はまずベースランニングからスタート。「地面から力をもらうには、まず走ることが一番だろうと。グラウンドの土を肌で感じるということが一番なので、それが目的でやりました」とその真意を明かしてくれた。
その後はシートノックで守備の連係などを確認。その間、門馬監督は「選手が主役の場所ですから」と大きな声で指示を出すことはなく、静かに練習を見守っていた。「プレー自体はミスが多かったと思います。頑張り過ぎた、張り切り過ぎた、やり過ぎたという風に感じましたけど、過ぎたというのは全力でやったからすぎたということ。ごまかせなかったところは良かったなと思います」と選手たちの動きを評価していた。
また、甲子園練習ではメンバー外の補助員も試合用ユニフォームを着用することが多いが、創志学園は練習着。これは門馬監督が東海大相模を率いていた時から続けているそうだ。それは20人のメンバーに入ることの重みを感じてほしいと考えているからだ。「このユニフォームを着て、このグラウンドに立ちたいという思いを持って欲しい。その意味を感じて欲しいし、彼らならできると信じています」と門馬監督はメンバー外の奮起も期待している。
初戦は20日の第1試合で21世紀枠の別海(北海道)と対戦する。「選ばれるだけの結果と実績があった学校ですから、その意味においては変わらないと思っています。まずは相手ではなくて、自分たちのことをしっかり考えていきたいと思いますね」と指揮官は気を引き締めていた。
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