News

ヤクルト育成選手事情 捕手・橋本がキャンプ一軍! 3人目の支配下登録なるか!?

2024.01.23


高校時代の橋本 星哉(興国)

1月も半ばに入り自主トレが本格化してきた。なかでも育成選手たちは支配下登録を勝ち取るためにより一層、汗を流していることだろう。

昨年の育成ドラフト会議では史上最多の57人が指名を受けた。全選手にチャンスはあるものの支配下登録枠(70人)があるため、全員が支配下登録されることは現実的にありえない。そもそも現在在籍している支配下登録選手のなかで、生え抜きの育成ドラフト出身者はどれくらい在籍しているのだろうか。

ヤクルトは2人の育成ドラフト出身者が支配下登録されている。投手では丸山 翔大投手(小倉工出身)がそうだ。昨シーズン開幕直後の4月に支配下登録されると、同日に1軍登録され早くも初登板。その試合では1回2失点と1軍の洗礼を浴びた。

しかし、シーズンを通しては22試合(先発1試合)の登板で0勝0敗、防御率4.05とまずまずの内容だった。一方で比較的プレッシャーの少ない場面での登板が多く、勝敗やホールド、セーブはつかなかった。今シーズンは序列を上げることが第一の目標となる。

野手では赤羽 由紘内野手(日本ウェルネス信州筑北出身)が出番をつかんでいる。2022年7月に支配下登録を勝ち取ったユーティリティー。昨シーズンは29試合と限られた出場機会の中で二塁、三塁に加えて外野の3ポジションすべての守備についた。打席でもプロ初ホームランを記録している。今シーズンは1軍にフル帯同した上で居場所をつかみレギュラーを目指す。

現在、支配下登録されているヤクルトの育成ドラフト出身者は2人と数は多くない。しかし今春のキャンプでは、22年育成1位の橋本 星哉捕手(興国出身)が1軍キャンプに抜擢されている。赤羽と丸山に続いて支配下登録を勝ち取るためのアピールに期待がかかる。

<ヤクルトの育成ドラフト出身の生え抜き支配下選手>
※2024年シーズン所属
赤羽 由紘(日本ウェルネス信州筑北→BC信濃グランセローズ→2020年ヤクルト育成2位)
丸山 翔大小倉工→西日本工大→2020年ヤクルト育成4位)

この記事の執筆者: 勝田 聡

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.27

【京都】龍谷大平安、京都成章、北嵯峨などが2次戦進出戦に挑む<春季大会>

2024.04.27

横浜に入学した「スーパー1年生5人衆」に注目せよ! 佐々木朗希二世、中学日本代表の二刀流など明日の慶應戦で活躍なるか!?

2024.04.27

【大阪】3回戦は28日に大阪桐蔭、履正社が登場、29日には上宮-関西創価など<春季大会>

2024.04.27

【広島】広陵は瀬戸内と、広島商は崇徳と夏のシードをかけて激突<春季県大会>

2024.04.27

【春季埼玉県大会】川越東が松山との接戦を制し初戦突破!

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.22

【九州】神村学園、明豊のセンバツ組が勝利、佐賀北は春日に競り勝つ<春季地区大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!