2023年の野球界を盛り上げた侍ジャパン 高校、大学代表経験者は14人
2023年の日本球界は、WBCの世界一奪還から始まった。大谷 翔平投手(花巻東出身)などメジャーリーガー組の参戦により、2月のキャンプから高い注目を集めた。
大会が始まっても試合に関係なく連日報道されると、アメリカとの決勝戦は平均視聴率42.4%、瞬間最高46%という注目ぶり。大会が終わっても特集が多く組まれ、日本を盛り上げた。
そんな侍ジャパンだが、改めてメンバー30名を振り返ると、およそ半数近いメンバーが高校ないし大学で日の丸を背負った経験があった。
高校から見ていくと大谷、ダルビッシュ有投手(東北高出身)といったメンバーはもちろん、佐々木 朗希投手(大船渡出身)も選出された実績を持つ。野手でも、近藤 健介外野手(横浜高出身)が日本代表のユニフォームに袖を通していた。
大学の方も見ていくと、大会ベストナインに選出された吉田 正尚外野手(敦賀気比出身)。さらに、決勝戦・アメリカ戦で先発した今永 昇太投手(北筑出身)などが選出された実績がある。
しかし裏を返せば、半数は高校や大学時代に日本代表とは縁がなかった選手も、トップチームに選ばれている。ドジャースへの移籍が決まった山本 由伸投手(都城高出身)。準決勝・メキシコ戦でサヨナラ打を放った村上 宗隆内野手(九州学院出身)など、球界を代表する選手たちでも、高校や大学から代表経験があったわけではない。
高校や大学に限らず、代表に選出されることは選手にとって名誉なことだ。しかし才能の開花はいつ来るかわからない。今この瞬間、明日、もっと先の選手もいるだろう。だからこそ代表経験の有無に関わらず、全員にトップチームで活躍するチャンスがある。
2024年はどんな選手が野球界のニュースターとして現れるか、楽しみにしたい。
<高校代表経験者>
ダルビッシュ 有投手
松井 裕樹投手
佐々木 朗希投手
大谷 翔平投手
宮城 大弥投手
山田 哲人内野手
岡本 和真内野手
近藤 健介外野手
<大学代表経験者>
伊藤 大海投手
今永 昇太投手
栗林 良吏投手
山川 穂高内野手
牧 秀悟内野手
吉田 正尚外野手