巨人ドラ2・森田駿哉に背番号47 左腕だけではない、苦労人が背負った番号に見合った活躍ができるか
今回のドラフトで巨人から2位指名を受けたHonda鈴鹿・森田 駿哉投手(富山商出身)。高校時代には甲子園に出場してU-18代表にも選出。巨人で再びチームメイトとなる岡本 和真内野手(智辯学園出身)、岸田 行倫捕手(報徳学園出身)と、当時は日の丸を背負った。
世代を代表する投手の1人だったが、法政大ではケガに悩んで指名漏れ。Honda鈴鹿で5年間腕を磨き、2023年は社会人代表にも選ばれるなど結果を残してNPBの扉を開いた。巨人の歴史で最も遅い26歳での入団で「オールドルーキー」と称されているところもあるが、期待値は高い。背番号に47番が与えられたのが証拠だ。
47番は過去に工藤 公康投手(愛工大名電出身)や髙橋 優貴投手(東海大菅生出身)といった左腕がつかってきた。伝統ある番号だ。それをルーキー・森田が背負うわけだが、左腕という共通点だけではない。
山口 鉄也投手(横浜商出身)、松本 哲也外野手(山梨学院出身)の育成から超一流となったスター選手。2011年のドラフトで千葉ロッテから1位指名されるも、日本ハム、そして巨人と渡り歩いた藤岡 貴裕投手(桐生第一出身)。2018年にドラフト1位指名されるも、一時育成契約となった高橋と言った苦労人が近年使っている傾向にあるといっていい。
森田は今回の指名に至るまでに、様々な経験を積んできた。その点は、近年使ってきた先輩たちと同じだ。後は結果を残すだけである。1月の新人合同自主トレ、2月のキャンプからアピールして、1軍の座を掴んでほしい。
<過去に47番を背負った選手たち>
征矢 高行
堀内 庄
鎌田 克彦
関口 正巳
河野 正
小松 俊広
田中 耕一郎
辻 佳久
宇佐美 敏晴
阿部 成宏
玉井 信博
塩月 勝義
林 泰宏
鈴木 弘規
木田 優夫
西山 一宇
小野 仁
工藤 公康
松本 哲也
山口 鉄也
吉川 光夫
藤岡 貴裕
髙橋 優貴