DeNAでは21年ドラフト1、2位投手コンビがいまだ1軍デビューなし
8月も終わり、プロ野球のシーズンも残すところ1ヶ月ほどだが、そのなかでここまで1軍出場がない選手を振り返ってみたい。
DeNAは投手12人、野手8人の合計20人が1軍未出場となっている。投手では2021年ドラフト1位の小園 健太投手(市立和歌山出身)、同2位の徳山 壮磨投手(大阪桐蔭出身)がそろって未登板。ルーキーイヤーだった昨年も1軍登板はなく、まだデビューを果たしていないことになる。
高卒出身の小園は三浦 大輔監督が現役時代に背負っていた「18」を託されるなど期待は大きい。ここまで2軍では14試合の登板で76回を投げ防御率3.55と、まずまずの数字は残している。とはいえ、すぐの1軍デビューは現実的ではない。登板があるとすれば順位が確定した後のシーズン最終盤となりそうだ。
大卒出身で早くから1軍での戦力となることが求められていた徳山は、今シーズン2軍で15試合に登板。30回を投げ防御率3.90と苦戦中。まずは2軍で結果を残すことが1軍昇格への第1歩となる。
昨シーズン47試合に登板した平田 真吾投手(豊北出身)も1軍未登板となっている。5月に1軍昇格したものの登板機会がなく10日間で登録を抹消された。以降は1軍昇格の機会をつかめていない。その他では櫻井 周斗投手(日大三出身)、京山 将弥投手(近江出身)らも2軍で汗を流している。
野手では新外国人のアンバギーが1軍に昇格できていない。2軍でも54試合の出場で打率.159(151打数24安打)、6本塁打と結果を残すことができず苦しんでいる。
また移籍3年目の田中 俊太内野手(東海大相模出身)は、昨シーズン19試合の出場にとどまり、今シーズンはここまで1軍出場がない。8月18日に30歳となったばかりだが、2軍では87試合に出場し、打率.236(199打数47安打)と身体は元気。2軍でさらなるアピールをしてチャンスをつかみたいところだ。
その他ではドラフト1位ルーキーの松尾 汐恩捕手(大阪桐蔭出身)らが1軍未出場となっている。
<今シーズン1軍未出場の選手>
※育成契約は除く
※◎はルーキー
<投手>
徳山 壮磨
小園 健太
吉野 光樹◎
平田 真吾
橋本 達弥◎
森下 瑠大◎
松本 隆之介
櫻井 周斗
深沢 鳳介
京山 将弥
池谷 蒼大
髙田 琢登
<野手>
松尾 汐恩◎
益子 京右
東妻 純平
上甲 凌大◎
粟飯原 龍之介
田中 俊太
小深田 大地
アンバギー
※数字は8月31日終了時点