2回戦 樟南二 vs 神村学園
神村学園は忙しさ、大歓迎<鹿児島秋季大会>
<第153回九州地区高校野球大会鹿児島県予選:神村学園11-1樟南二(6回コールド)>◇28日◇2回戦◇鴨池市民
8月21日に甲子園で準決勝を戦った神村学園は、わずか1週間で新チーム最初の県大会を迎えることになった。新チームとしての準備期間はほぼなく、慌ただしく迎えた県大会だったが、小田大介監督は「勝って忙しくなるのは、望んでいたことだったので」と限られた時間の中で新チームをいかに成長させるかに、むしろやり甲斐を見出している様子だった。
レギュラーで活躍した岩下 吏久(2年)、上川床 勇希(2年)、正林 輝大(2年)はベンチスタート。スタメンは今村 拓未、木下 夢稀の2年生バッテリーをはじめとする甲子園ベンチメンバー6人に、「居残り組の練習で頑張っていたとコーチ陣が評価していた」川下 晃汰主将ら3人の2年生が名を連ねた。
2回、2死一、二塁で2番・木下の左越え二塁打を皮切りに、4連続適時打を浴びせるなど打線がつながり、序盤で主導権を握った。今村は3回、右腕の千原 和博、左腕の大城 奏二朗の1年生投手陣もマウンドに上がった。メンバー16人をつぎ込み、11対1、6回コールドで勝利した。
「結果を恐れず、思い切ってミスしてこい!と言って送り出した。最初の試合を11対1で勝てたのは良かった」と小田監督は振り返っていた。