日大二vs国際基督教大高
1次予選のトーナメント表
・日大二、都立日野などが属する第1〜6ブロック
・世田谷学園などが属する第7〜12ブロック
・日本学園などが属する第13〜18ブロック
・城西大城西、日大豊山などが属する第19〜24ブロック
日大二が自慢の強打で5回コールド勝ち!期待の2年4番と大型左腕に注目
大野駿介(日大二)
西東京の強豪・日大二が初戦を迎え、国際基督教大高に圧勝して22日の代表決定戦へ駒を進めた。
今年の日大二打線は「かなり活発」と思わせる試合だった。初回から畳み掛け、4番・崎山 航輝内野手(2年)がパワフルなスイングで球を捉え、打球はあっという間に左中間を破り、適時三塁打となり2点を先制した。1回裏は打者8人の攻めで一挙4点。2回裏も5点。その後も強打が続き、4回を終わって、13対0と大きくリードを広げた。
日大二の打者は体格が大きい打者が多い。特に太ももが大きく、胸板も厚い。かなりトレーニングをしてきたことが分かる。174センチ、90キロの崎山は「筋トレと打撃練習をひたすらやってきました」と振り返る。
構えもどっしりしており、パワフルなレベルスイングで次々と鋭い打球を飛ばす。川崎市塚越中出身で、軟式球ながら通算10本塁打以上をマーク。中学校では、グラウンド奥にある校舎の3、4階まで飛ばすこともあったようだ。野球と勉強が両立できる強豪校として、日大二を選んだ。日大二・田中監督からも期待が大きいスラッガーだ。
エース左腕・大野駿介投手(3年)は、189センチ、84キロと恵まれた体格の持ち主。角度のある球筋が魅力で、常時125キロ〜120キロ後半の直球には重量感たっぷり。田中監督によれば、シーズン当初は不調だったが、ここにきて少しずつ仕上がりを見せているという。冬の練習は恵まれた体格を最大限に活かすために体重移動改善にこだわってきた。今年はチーム内に新型コロナウイルス感染者が出たこともあり、2月は活動停止。オンライン授業の合間で自宅内でできることをやって、3月8日の活動開始から必死の調整をしてきた。
都大会に進出し、台風の目となれるか注目だ。
(記事:河嶋 宗一)