南稜vs浦和西
南陵が5回コールドで代表決定戦へ!185センチ右腕・名坂はモデルチェンジで県大会出場目指す
南稜 先発・名坂 祐人
11日、[stadium]市営浦和球場[/stadium]の第二試合では南部地区予選の1回戦、南稜と浦和西の試合が行われ、南稜が5回コールドの10対0で勝利し代表決定戦に駒を進めた。
昨秋地区予選の1回戦、川口青陵との試合では8回13奪三振の快投を見せていた南稜のエース・名坂 祐人は、一冬を越えてモデルチェンジを図っていた。185センチ72キロの長身右腕は、昨秋は横に大きく曲がるスライダーを決め球に多くの三振を奪っていた印象だったが、この日は真っ直ぐ主体で打たせて取るピッチングに。「秋は無駄な球が多かったので、この冬は直球の精度の向上に取り組みました」。名坂の代名詞であるスライダーの配分を抑え、直球勝負が目立った。
このスタイルを目指すきっかけは秋の川口工との代表決定戦だった。川口青陵戦から中2日も、140球以上投じていたことから先発を回避。リードを許し二番手でマウンドに上ったあとは無失点に抑えた。それでも得点を奪うことができず、0対5で敗戦した。
直球の精度を上げるには、フォームのバランスへの意識を見直したという名坂。この日は5回を53球、被安打1、4奪三振とイニング平均10.6球で試合を決めた。
次戦は市立浦和との代表決定戦となる。この試合は投打で主導権を握ったが、指揮官の鈴木 優也監督は「ロースコアのゲームをものにするのがうちの野球なので、名坂を中心に守って1点でも多く試合を終えれるように一球一球戦っていきたい」とこの冬でレベルアップした大黒柱に大きな期待を寄せる。2年ぶりの県大会出場へ。次戦も名坂の投球に期待だ。
(取材=藤木 拓弥)