枕崎vs池田
3番手・横原、いぶし銀の活躍・枕崎
枕崎・横原
2点差を追いかける池田は6回表、5番・河野信之介(2年)、6番・有馬康平主将(2年)の連続タイムリーで同点に追いつく。
その裏、枕崎は押し出しで再び勝ち越す。
7回表、池田が5番・河野のライトオーバー二塁打で同点に追いつけば、その裏、枕崎は6番・古川海(2年)のレフトオーバー二塁打で突き放した。
9回表、池田は無死一塁から送りバントが悪送球を誘い、一走が生還して土壇場で同点に追いついた。
延長に入ってからは12回までお互いに決勝点が奪えず、13回からタイブレーク方式へ。表を無失点で守り抜いた枕崎がその裏、一死満塁として2番・今村道生(1年)がライトオーバーのタイムリーヒットを放ち、2時間56分の死闘に決着をつけた。
終盤で同点に追いついた池田が勢いづく中、枕崎は10回途中からリリーフした3番手・横原翔太(1年)のいぶし銀の活躍が光った。先頭打者が四球で出塁したところでマウンドに立った横原は送りバントを迷わず二塁送球で刺した。12回も同じくバント処理で二塁アウトを取っている。タイブレークとなった13回は無死一二塁からの送りバントで三塁アウトをとった。3つの好フィールディングがチームを救った。
その裏、無死一二塁の場面ではきっちり送りバントを決め、今村の決勝タイムリーを演出した。
(文=政 純一郎)