開邦・南部農林・辺士名・真和志vs沖縄高専
ひとつになった4校連合がコールド勝ち
仲宗根 匠(真和志)
開邦・南部農・辺土名・真和志の4校連合が見事なコールド勝ちを収めた。連合校は2回、4番竹内嵩馬のヒットと2つの四球で満塁。9番平田吹輝もボール球を見極め先制点を奪う。続く3回には二死二塁から6番山口恵史がセンター前へタイムリー。さらに5回、一死からヒットとワイルドピッチ、四球で一・三塁として、7番安慶名真生がスクイズを成功させた。
7回にも9番平田吹輝が二塁打を放つと、1番平良基が見事なバントヒットを決めるなど見せ場を作った4校連合が、8対1の7回コールド勝ち。連合とは思えないほどの一体感が、グラウンドいっぱいに満ちていた素晴らしいゲームだった。
また、一塁コーチャーとして透き通る声で、最初から最後までナインを励ます言葉をかけていた上原爽太の存在も忘れてはならない。やっと10人になった4チームの、一体感には欠かせないものだった。
「集まって最初にやったゲームが20点差で大敗して」とは連合チームの監督を務めた照屋圭一郎先生。「難しいのはコミュニケーション。それが出来た結果」と、勝利に導いてホッとした表情を見せた。
好投した仲宗根匠は、秋の4校連合でも先発。「あのときは(7失点)ダメでしたが、今回はコントロールも良く、上出来でした」と、ハニかんだ。
(取材=當山雅通)