宜野座vs本部
エース大城の投打に渡る活躍で、宜野座が本部にリベンジ!
勝利の雄たけびを上げる宜野座 大城
宜野座のエース左腕、大城真乃に尽きる試合だったと言えよう。好打者揃いの本部打線を相手に、9安打を許すもそれを打ち消すかのような二桁奪三振。「打ち取るところはそのようにし、三振を奪うところはギアを上げられる」と、宜野座新垣隆夫監督も大城真乃を褒め称えた。
2回まで本部のエース川田莉空の前にノーヒットの宜野座だったが、「球が浮いてる感じがして。万全の川田莉空では無い」と、新垣隆夫監督やナインは感じていた。3回、宜野座は7番赤嶺克綺がセンター前ヒットで出塁。十中八九、送りバントの場面で本部の野手に乱れが生じ結果はバントヒット。
一死後、1番仲間泰が続き満塁。ここで2番仲間光貴がベンチの期待に応える。走者一掃の3点タイムリー二塁打で、宜野座が先制した。さらに宜野座は5回、二死三塁から再び2番仲間光貴がタイムリー。そして3番大城真乃が大きく突き放すタイムリー三塁打を放った。
このリードを大城真乃が守る。6回に嫌な感じで追加点を奪われたが、自己最速の136キロが出た好調なピッチングのギアを上げ、後半3イニングを僅か1安打に封じ完投。昨年の新人大会北部地区で敗れた本部に、最高の形でリベンジを果たした。
(文=當山雅通)