池田vs富岡西
富岡西、県大会初戦敗退で2年連続センバツは絶望的に
応援に駆け付けた3年生と共に勝者・池田の校歌を聞く富岡西
昨秋四国大会ベスト4に入った実績などが認められ、21世紀枠の甲子園初出場となったセンバツでは優勝した東邦(愛知)に1対3と健闘。夏の徳島大会でも準優勝を遂げた富岡西が秋季徳島県大会初戦で敗退。2年連続のセンバツ出場は絶望的となった。
旧チームの大黒柱・浮橋 幸太をはじめ3年生たちが応援スタンドで声をからす中迎えた名門・徳島池田との初戦。
「立ち上がりの失点で思っている野球ができなくなった」と5番・主将の小田 隼(2年・中堅手・右投右打・183センチ73キロ・阿南市立第二中出身)が振り返ったように、富岡西は初回に1安打4四球に失策も加わり3点を失うと、3回表・4回表にも長打を絡められ失点。
それでも「開き直っていけ」と小川 浩監督の檄が飛んだ中盤以降は反撃に転じたが、序盤の失点は大きく、最後は3点差を詰められず昨秋、四国大会出場をかけた3位決定戦の再来となった徳島池田にリベンジを許した。
なお、試合後には「このチームでもノーサイン野球は継続してやっていく中で、春からは現1年生も加えて競争をしていきたい」と今後の展開を話した小川監督。また、小田主将も「旧チームと比べられるのは理解している。僕らは一致団結とここぞの場面での工夫で秋の借りを返していきたい」と、富岡西・悲願の夏甲子園初出場への意気込みを述べている。
(レポート=寺下 友徳)