船橋芝山vs鎌ヶ谷西
先発の橋本が好投 船橋芝山が危なげなく初戦突破
好投を見せた先発の橋本(船橋芝山)
20日から始まった秋季千葉県大会地区予選の1回戦、船橋市民球場での第2試合は船橋芝山と鎌ヶ谷西が対戦。試合は昨秋にベスト16まで進んだ船橋芝山が、危なげない試合運びで初戦を突破した。
まずは2回裏、二死二、三塁のチャンスから相手のミスなどで2点を先制すると、続く3回裏、今後は一死三塁の場面から3番・青木のスクイズで追加点。その後さらに1点を追加した船橋芝山は、5回までに5得点を挙げる猛攻みせ、試合の前半で主導権を握ることに成功した。
船橋芝山の先発は、背番号1の橋本。やや大きめのテークバックが特徴的な右腕で、直球にも決して威力があるわけでは無いが、しっかりとゾーンで勝負することが出来ているためテンポが非常に良い。初回から鎌ヶ谷西打線を淡々と抑えて攻撃にリズムを与えていき、流れを掴んだチームのさらに大きな追い風となる。
鋭いスイングを見せた4番の島田(船橋芝山)
そして橋本がしっかりとゲームメイクに成功すると、4回からは背番号11の左腕・伊藤が登板。伊藤もまた緩急をつける投球が持ち味の投手で、制球にややバラつきこそ見られたが上手く相手を交わしながら抑えていく。右投手から左投手への継投も機能し、鎌ヶ谷西打線は完全に沈黙した。
船橋芝山はその後も追加点を重ね、試合は結局6対0で船橋芝山が勝利して初戦を突破した。船橋芝山は、次戦では東葉と対戦する予定だ。
船橋芝山は2016年夏に21年ぶりのベスト8、昨秋にはベスト16まで進むなど、近年着実に力をつけている高校だ。ここから戦う中でさらに総合力を上げていき、選抜甲子園へ少しでも近づいていきたいところだ。
(記事=栗崎祐太朗)