鹿児島vsラ・サール
市内大会の再戦、投手戦で惜敗・ラ・サール
鹿児島とラ・サールは8月末の鹿児島市内大会で対戦している。このときは鹿児島が12対2、5回コールド勝ちで大勝したが、今回の再戦は一転して1点を争う投手戦となった。
鹿児島は2回裏、二死から6番・奥翔太(1年)、7番・嶽下渉(1年)の連続二塁打で先制する。
3回裏一死一二塁となったところでラ・サールは先発の小島舜平(2年)からエース原響生(2年)にスイッチ。四球で満塁となったが次打者をショートゴロ併殺で打ち取ってピンチを切り抜けると、4回以降は両者得点が奪えず、淡々と試合が進む。
8回表、ラ・サールは先頭の8番・原がレフト前ヒットで出塁し、盗塁、送りバントで三塁まで進み、1番・草野智裕(2年)のセカンドゴロで原がホームを狙うも好返球でタッチアウト。
ピンチを脱した鹿児島はその裏、好投を続けた8番・向吉大(2年)が自らのバットで犠牲フライを放って貴重な追加点を挙げた。
9回表も一死から走者を出すも併殺で試合終了。向吉は被安打5、1時間38分のスピードゲームだった。
(文=政 純一郎)