日大高vs立花学園
日大高が12年ぶりベスト4進出!立役者は2年生右腕・北野秀造!
全国最多189校が参加した神奈川大会も今日で準々決勝が終わり、ベスト4が出そろった。26日に[stadium]横浜スタジアム[/stadium]で行われた準々決勝第1試合は、勝てば12年ぶりのベスト4進出となる日大高と、初のベスト4に挑む立花学園の対戦となった。
試合前から降り続いた雨の影響で試合開始が1時間以上遅れ、両チームの選手たちも難しい調整を強いられた準々決勝。先手を取ったのは立花学園だった。2回先頭の5番・日暮 矢麻人(3年)が四球で出塁し、一死一、三塁としてから8番・瀬長 颯(3年)の犠飛で1点を先制。4回には一死二塁から再び瀬長が、今度は左中間を破る適時二塁打でリードを2点とした。
立花学園の先発・近松 翔太(3年)に3回まで無得点に抑えられていた日大高だが、4回に爆発する。死球と安打などで二死満塁とすると、9番・豊島 義弥(3年)が走者一掃の適時三塁打を放ち逆転に成功。さらに1番・池谷 蓮(3年)が高めの直球を右翼席に叩き込みこの回一挙5得点。日大高が試合をひっくり返した。
5回以降、日大高の2番手・北野 秀造(2年)の投球が冴え渡り、3イニング連続の三者凡退。立花学園に反撃の糸口を与えない。立花学園は8回に二死一、二塁のチャンスを作ると、7番・大庭 史音(3年)が二塁強襲の適時打を放ち1点を返す。9回にも3番・小西 夏汰(3年)の内野ゴロで1点を変えずも、最後は4番・小山 海斗(3年)が遊飛に倒れ万事休す。
立花学園は初のベスト4進出を狙ったが、あと一歩及ばなかった。しかし、1番・長嶺 侑(3年)から始まる打線は各打者ともスイングが鋭く、最後まで日大高にプレッシャーをかけ続けた。
ビッグイニングをモノにして逃げ切った日大高はチャンスでの集中力が際立った。また、4回途中から登板して好リリーフを見せた2年生右腕・北野の落ち着いた投球は、チームに勝利をもたらしたと言っても過言ではない。直球の球速こそ130キロ台前半だったが、要所で低めへの変化球の精度が抜群で、立花学園打線を封じ込めた。
激戦を制した日大高は28日に、決勝進出をかけて東海大相模と準決勝を戦う。
(レポート=林 龍也)
【神奈川大会】
■詳細日程・応援メッセージ
■トーナメント表
全国各地の大会結果や試合レポートはここでチェック!
・夏の大会特集ページ