上浮穴vs西条農
11年ぶり夏1勝目指した西条農を振り切り、上浮穴が3年ぶり夏1勝!
まずこの試合で称えられるべきは愛媛西条農である。11年ぶりの夏1勝と、2年前の秋季県大会東予地区予選・新居浜高専戦以来となる公式戦勝利を目指した彼らは、本当に善く闘った。
3回表には二死一・三塁から鮮やかなダブルスチールで同点に追い付き、2点を勝ち越された直後の4回表には一死一・二塁から7番・柴垣 光希(3年・三塁手・166センチ67キロ・四国中央市立川之江北中出身)の左中間突破三塁打と、8番・戸田 大和(3年・左翼手・165センチ54キロ・右投右打・西条市立西中出身)が一塁前にスクイズを決めて逆転。最後は力尽きたが、先発左腕の竹箇平(たけがなる)隆太(3年・167センチ63キロ・左投左打・西条市立南中出身)も走者なしでのクイック・逆回りけん制など、あらゆる手を用いて上浮穴打線に131球の熱投を演じた。
ただ、試合を制したのはタレントに一日の長がある上浮穴。特に弟の5番・古川 巧真(2年・内野手・179センチ67キロ・右投右打・愛媛松山ボーイズ出身)と兄弟クリーンナップを組む古川 大輝(3年・一塁手・169センチ62キロ・左投左打・愛媛松山ボーイズ出身)は5回裏二死から起死回生の大会第2号右越同点ランニングアーチと、9回裏一死二塁からの左翼線サヨナラ二塁打含む5打数4安打4打点と4番。主将の責任を果たした。
なお、愛媛西条農を振り切り3年ぶりとなる夏の愛媛大会1勝をあげた上浮穴は、7月17日(月・祝)に[stadium]坊っちゃんスタジアム[/stadium]で開催される2回線第2試合で第2シード・松山聖陵に挑戦する。
(レポート=寺下 友徳)
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