都城西vs鵬翔
都城西が投打がっちり!「ナイスゲーム!」
髙橋(都城西)
第1試合で、第1シード都城が敗退。その試合の流れが伝染したかのような第2試合。スコアは同じく3対1。内容までもが似ていた。
第2シード鵬翔は、らしくないミスがとびだし、相手投手を打ち崩すことができなった。
第1試合をみて、「自分たちも!」と、意気込む気持ちになれたのが、第2シード鵬翔に対する都城西だったことだろう。と同時に、「自分たちが!」と、敗れた都城(県南・都城勢)の分まで頑張ろうという気持ちになったことだろう。
ノーシード都城西vs第2シード鵬翔。
勝者・都城西のゲームセット直後、ベンチ前に集まった選手に笑顔をみせて、「ナイスゲーム!!みんな言わんか。」と、餅原裕士監督。
ベンチ入り全選手:「ナイスゲーム!!!!」(笑顔)
まさに、全選手がベストを尽くしたナイスゲームの大金星だった。
都城西は敵失から初回に先制するも、3回にタイムリーで追いつかれる。
しかし、5回表。8番恒吉のセーフティーバント内野安打を皮切りに、1番重久が中前へ勝ち越しの適時打、2番﨑山が中前へ適時打。敵失絡みからチャンスを確実にものにした。
都城西は、エース髙橋が丁寧に打ち捕るピッチング。鵬翔打線に被安打5。奪三振5。的を絞らせない好投だった。
私立・鵬翔とは対照的な県立・都城西は、小柄な選手揃いで、一見、力負けしても不思議ではないように見える。エース髙橋はストレート120キロ前後。もちろん長距離砲もいない。しかし、全選手が基本に忠実で、各選手が持っている力を100%発揮できる動き・フォームをしていて、無駄・隙が無い。当たり前に出来ることをしっかりとやっている、まとまりのあるチームだ。
悲願の九州大会出場なるか?
準決勝では、第3シード日南学園vs宮崎南の勝者と激突する。
■都城西・重久主将
小技を絡めて自分たちの野球ができた。次も、マネージャー入れて23人がひとつになって、全員野球で頑張る。
■都城西・髙橋
いつも打たせて捕ることだけ考えている。(準決勝に向けて)実力は相手が上なので、今日と同じ気持ちで、全力で投げたい。
(写真・文=三角 竜之)
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