徳之島vsれいめい
攻守かみ合い、8年ぶり8強へ・徳之島
攻守がガッチリとかみ合った徳之島が、第3シードれいめいを下し、2007年以来8年ぶりとなる8強入り。過去3年間はいずれも4回戦で涙をのみ続けていただけに、ようやくその壁を乗り越えることができた。
徳之島は初回、4番・立山 真輝(3年)のセンターオーバー二塁打、6番・松山 大祐(2年)のセンター前タイムリーで3点を先取。3回には8番・新田 和輝(3年)、9番・作元 優介(3年)の連続タイムリーで2点を加えた。
7回まで徳之島のエース野崎 龍正(3年)のコーナーと低めを丁寧に突く投球の前に、4回の1点のみに抑えられていたれいめい打線が8回に火を噴く。先頭の9番・古賀 智司(2年)、1番・火ノ浦 明正(3年)、2番・眞形 昌汰(3年)と3連続二塁打で2点差とし、4番・堂免 大輔(3年)のレフト前タイムリーで1点差まで詰め寄った。
4回以降追加点が奪えなかったが徳之島は、9回に連続バント攻撃で揺さぶり、9番・作元のライト適時打で2点をダメ押した。
野崎―新田和のバッテリーは最後まで丁寧と強気の投球を崩さなかった。9回裏、れいめいが最後の意地をみせようと二死二塁とチャンスを作ったところで、1番・火ノ浦を迎える。敬遠も考えられた中、8回同様強気の直球で真っ向勝負を挑み、初球で二ゴロに打ち取って見事な金星を勝ち取った。
(文=政純一郎)
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