久喜北陽vs深谷
久喜北陽打線、脅威の32得点!!
[stadium]大宮公園野球場[/stadium]での第二試合は久喜北陽vs部員11人の深谷の対戦。
試合開始から力の差がはっきりしてしまう。久喜北陽が攻めに攻めたて、なんと初回で15得点。打者3巡の攻撃で初回終了まで50分かかった。
久喜北陽は2回裏にも5得点を挙げて、2回裏終了時点で20対0となってしまう。
「頑張れ!」「諦めるな!」深谷の応援席に限らず、観覧のお客さんからもそのような声が響き渡る球場内。その思いに応えようと奮起した深谷ナインは、久喜北陽の投手が変わると、相手投手の制球の乱れと安打で満塁のチャンスを作ると、4番・江原 敬登の内野ゴロの間に1点を還した。そうするとスタンドからは「よくやったぞ!」の声が鳴りやまなかった。
しかし、手を緩めない久喜北陽は3回裏にも安打、相手ミスから5得点を入れる。
この回終了時点で25対1と圧倒的な点差をつけてリードする。久喜北陽も毎回得点を重ねていくことから、華やかな久喜北陽の応援席からは各選手の応援歌が鳴りやまない。攻撃陣も点差が離れているからといって、無理に打たすことはせず、深谷の投手陣が制球に苦しんでいるところをしっかりと見極め四球を取り、犠打も使い走者を進めているところをみると次戦に向けて、こういった部分も勝ち上がる上では大事ということが伺える試合運び。
あまりに点差が離れてしまったため、高校野球では異例だが、深谷の守備中に水飲み休憩が2回あった。
4回裏にも7点を挙げた久喜北陽。この回終了時点で32対1でリード。
5回表の深谷の攻撃が終了し、32対1とコールドゲームが成立。久喜北陽が次戦へ進出を決めた。21安打32得点と大勝した久喜北陽は今日の勝利に浮かれることなく次戦に臨みたい。
一方、思わぬ点差をつけられ敗れてしまった深谷ナイン。3年生6人が引退してしまうと部員が5人になってしまい、秋以降の出場が危ぶまれる状態に。しかし、この悔しさを忘れずに3回表に奪った1点を励みにして、勝利を掴めるように努力してもらいたい。
(文=高校野球ドットコム編集部)
関連記事
・第97回全国高等学校野球選手権大会特設ページ
・あの学校の取り組みは?!埼玉県の野球部訪問を一挙紹介!
・夏よりも熱い!全国の野球部に迫った人気企画 「僕らの熱い夏2015」