川崎商vs川崎総合科学
逆転勝利の川崎商
7回裏の逆転で接戦をモノにした川崎商!
3月26日から開幕した神奈川春季大会川崎地区予選 Dブロックの第2試合は、川崎商と川崎総合科学の一戦。
試合は4回までは0対0の均衡を保ったまま迎えた5回表の川崎総合の攻撃で動いた。先頭の5番・小田島がツーベースヒットで出塁すると、度重なるエラーで川崎総合科学が先制をする。その後、1番・木村のタイムリースリーベースで2点を追加し、この回3得点を先制した川崎総合科学。
しかし、その裏の川崎商の攻撃で、4番・髙橋がヒットで出塁すると、6番・大野のタイムリーで1点を返す。
そして、1対3で迎えた7回裏の川崎商の攻撃で逆転劇が待っていた。先頭の4番・髙橋がヒットで出塁すると、6番・大野のツーベースヒットでチャンスを広げる。続く7番・迫田のタイムリーヒットで、まず2点。9番。飯塚のツーベースヒットで、川崎商がこの試合で初めての勝ち越しに成功する。
1点をリードする川崎商だが、最後の最後まで粘る川崎総合科学。8回表の川崎総合科学の攻撃で、先頭の3番・西村がスリーベースヒットを放ち、無死三塁の状況に、あわや同点という場面が訪れた。しかし川崎商が後続を抑え、4対3で川崎商が勝利した。
どちらが勝つのか最後まで分からないハラハラするゲームとなった。
試合終了後には、既に両チームともに次の試合に向けての準備が始まっていた。川崎総合科学の選手たちは球場を出たところで2人組でストレッチをして体のケアを行い、川崎商は、チーム全員がメモ帳を手に持ち、ミーティングを行っていた。
次のリーグ戦は、3月28日に[stadium]川崎市等々力球場[/stadium]で、川崎商が生田と、川崎総合科学が市立橘と試合をする。次の試合に向けて動いていた両校の活躍が楽しみである。
(文=佐藤 友美)