鹿児島商vs鹿屋工
2時間40分の激闘制す・鹿児島商
古豪・鹿児島商と大隅の雄・鹿屋工。
序盤から火花を散らした2時間40分の激闘だった。
互いに初回に1点ずつを取り合った。
2回、鹿児島商が二死二三塁から9番・直大生(3年)のセンター前タイムリー、押し出しで2点を勝ち越せば、その裏の鹿屋工は1番・後迫 翔太(2年)が3ランを放ってひっくり返す。
直後の3回は鹿児島商の4番・樗木勇利(3年)がソロホームランで再び同点に追いついた。
4回以降はこう着状態に。
6回に鹿児島商が相手のエラーで1点を勝ち越したが、7回の鹿屋工はこの日絶好調の1番・後迫が右中間三塁打で出塁し、代打・迫湧大(3年)のレフト前タイムリーで再び振り出しに戻した。
9回、鹿児島商は1番・米満祐貴(3年)がセーフティーバント、悪送球と捕逸などで一死一三塁とすると、4番・樗木の打球はライト前にポトリと落ちる。二塁フォースアウトを狙って二塁送球する間に、三走・米満が貴重な勝ち越しホームを踏んだ。
その裏は3番手で登板したエース濵田和(3年)が3人で片づけて、死闘に決着をつけた。
(文=政 純一郎)