試合レポート

日大三vs専修大附

2013.07.24

日大三、7回コールドで準決勝進出

 西東京大会も準々決勝に突入。明治神宮野球場で4強入りを目指す戦いが始まった。7月23日第1試合は、3連覇を目指す日大三と、ノーシードからここまで勝ち上がってきた専修大附の対戦。

 試合が動いたのは2回裏、日大三の攻撃。7番・五十嵐将大が四球で、8番・湯本祐基が安打で出塁し、無死一、二塁。続く9番・船山貴大が適時内野安打を放ち先制。1番・河津和也の二ゴロの間にさらに1点追加し、日大三が2点を先制。早々に強さを見せつける。

 専修大附も負けてはいられない。3回表、一死から9番・草場健太が安打で出塁。1番・丸山優太も安打で続き、さらに盗塁を決め、一死二、三塁のチャンスを作る。2番・熱田隆介の三ゴロの間に三塁走者、草場が還りまず1点。続く3番・鍋谷輝の強烈な打球は日大三先発・太田和輝を強襲。弾いたところを三塁手がうまく回り込み、一塁で仕留めようと送球をするも、鍋谷の気迫のヘッドスライディングが勝り、適時内野安打。同点に追いつく。盛り上がりを見せる専大附。続く打者は4番・榎本拓真。振りぬいたバットから放たれた打球はぐんぐん伸びる。日大三外野陣は見送るしかなかった。レフトへの2点本塁打となり、この回4点。一気に逆転に成功する。

 しかしやはり日大三打線、やり返されたら黙ってはいない。一死満塁の大チャンス。打者は、先制のホームを踏んだ五十嵐将大。この満塁の場面で先ほどのお返しとばかりに左中間への本塁打を放ち、一気に形勢逆転。8番・湯本祐基、9番・船山貴大が四球で出塁し、またも走者をためていく。1番・河津和也が左中間を破る2点適時二塁打を放ち2点追加。さらに、2番・稲見優樹は適時二塁打、3番・森龍馬も適時打で続き、この回8得点をあげ、試合の主導権を再び握り返した。

 追加点のほしい両校。お互いチャンスはつくるものの得点できずにいたが、5回裏、日大三がついに試合を動かす。一死から1番・河津和也が右中間へ三塁打を放ち出塁。一気にチャンスを作ると、2番・稲見優樹がすかさず適時打を放ち1点追加。4番・佐々木優にも適時打が飛び出し、さらに1点。この回2点を追加。
 その後の専修大附の攻撃を抑え込み7回コールドで勝利。V2達成中の大本命、日大三が西東京4強入り一番乗りを決めた。

(文:編集部)

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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