都立足立西vs都立目黒
都立足立西が効果的な攻めでコールド勝利!
7月10日(12時30分試合開始)、手元の温度計が35度、湿度51%を示す炎天下の中、2013年夏の高校野球東東京大会1回戦都立目黒VS都立足立西の一戦が[stadium]神宮第二球場[/stadium]にて行われた。
都立目黒・北﨑聖也、都立足立西・小畑秀平の両先発で幕を開けたこの1戦。
初回、都立足立西の先発小畑秀平は、3番佐藤彰俊の振り逃げでランナーを出すも、4番鳥渕誠二を二塁ゴロに抑え、無得点に抑える。
一方、都立目黒・北崎聖也は、三者凡退と完璧なピッチング。
試合が動いたのは3回裏無死、都立足立西の攻撃。8番中田が安打を放ち、塁に出ると、都立足立西ベンチは北崎をゆさぶりにかかる。一塁走者中田泰仁が見事に二盗、三盗を決めると、続くバッターが四球を選び、無死一塁三塁とする。
ここで打席を迎えた1番本橋功基がセンター前にはじき返し、1点を先制。続く2番加藤優稀は左翼スタンドに3点本塁打を放ち、試合を4対0とする。
その後も、5番小畑秀平のタイムリーで1点を追加。攻撃の手を緩めない都立足立西は続く、5回裏、2番加藤の絶妙なセーフティーバントを足掛かりに、都立目黒の失策にも乗じて2点を追加し、7対0と試合を有利に進める。
反撃を仕掛けたい都立目黒は4回一死から7番今井和弘が安打を放つも、牽制死に終わり、この回も先発の小畑を攻めきれない。都立目黒は6回表も一死から、1番永井進太郎の二塁打で好機を作るも、無得点に終わる。
試合は結局、足を絡めて小刻みに加点していった都立足立西が9対0で都立目黒を下した。
都立目黒を下した都立足立西は、15日(月)に次戦進出をかけて、11日(木)に[stadium]江戸川区球場[/stadium](14時試合開始)で行われる淵江VS戸山の勝者と同球場で対戦する。
一方、試合に敗れた都立目黒。「先生、家族、地域の方々への感謝の気持ちを勝利という形で示す」と本大会に臨んだ都立目黒のナインたち。敗れはしたが、その思いはきっと、彼らの大切な人たちの元へ届いたはずだ。
(文=編集部)