鹿屋vs岩川
照屋(鹿屋)
投打に圧倒するも…・鹿屋
ノーシードながら、大会屈指の好右腕・照屋和輝を擁する鹿屋は、今大会注目校の一つだ。2戦目となる岩川戦は、投打に圧倒するも、後味の悪い締めくくりになってしまった。
エース照屋の出来は全く問題なかった。四回を投げて、打者15人と対戦し8三振を奪った。出した走者は初回の1安打と四回の四球のみで、二塁を踏ませていない。リラックスした体勢から185㌢の長い手足を目いっぱい使い、高めの直球で面白いように空振りを取っていた。
打線も4番・奥村紘生が2本の二塁打で5打点を挙げるなど、序盤から畳み掛け、15安打15得点と効率よく得点を重ねた。
このままゲームセットなら「会心の勝利」といえたのだが、2番手で投げた2年生が誤算。四死球を連発し打者10人で5点を奪われた。上位を狙うチームとしては課題の残る一戦だった。
(文=政純一郎)