試合レポート

都立国分寺vs都立狛江

2008.07.05

2008年07月06日　上柚木球場1回戦

都立国分寺vs都立狛江

2008年夏の大会　第90回全国高等学校野球選手権記念大会　1回戦

4番山本君(国分寺）

都立狛江が劇的なサヨナラ勝ちで熱戦を制す！！

先攻の国分寺高校は初回、狛江高校先発のエース沖山君の前に簡単にツーアウトを取られるも、3番佐藤君がレフトのエラーで出塁すると、4番山本君がツーベースヒットでつなぎさらに5番高橋君も四球を選び2死満塁とすると6番草場君にタイムリーヒットが生まれ、1点を先制した。

さらに7番吉本君が左中間を破るスリーベースヒットで3点を追加。8番尾又君にもタイムリーヒットが生まれこの回5点を奪った。国分寺高校は3回にも3四球で満塁とすると9番杉田君の内野ゴロの間に1点を追加し6対0と試合の主導権を握った。

狛江高校は4回からエースの沖山君から10番の森山君にスイッチ。この継投策が試合の流れを変えた。変わった沖山君は4回、5回の国分寺高校打線を０で抑えると5回裏にはついに狛江高校が反撃を始める。5回まで狛江高校打線に対して5四球を与えるも、ノーヒットに抑えていた国分寺高校エースの尾又君が1死から8番森山君にヒット許し、その後2四球を与え2死満塁の場面で3番松本君がライトにタイムリースリーベースヒットを放ち3点を返した。

エース沖山君(狛江）

更に6回裏には6番渡部君と1番川本君にタイムリーヒットが生まれ6対6とついに試合を振り出しに戻した。試合の流れを掴んだ狛江高校は8回にも2死１、2塁から3番松本君にタイムリーツーベースヒットが飛び出し2点を奪い終盤に8対6と試合をひっくり返した。

一方、ここまで森山君の前に4回から無得点に押さえ込まれていた国分寺高校は最終回に驚異的な粘りを見せる。1死から3番佐藤君が内野エラーで出塁すると4番山本君も四球を選び1死1，2塁とチャンスを迎える。5番高橋君は三振に倒れるも、ここで6番草場君の代打で串田君を送り勝負を賭けた。この代打起用が見事に決まり、串田君はレフト線に2点タイムリーツーベースヒットを放ち土壇場で8対8の同点に追いついた。

両校一歩も引かず、延長も視野に入った９回裏、最後に決めたのは狛江高校。 9回裏に2死2，3塁とサヨナラの場面で9番両角君が三遊間を破るサヨナラヒットを放ち、9対8で国分寺高校を下し、壮絶なシーソーゲームにけりをつけた。

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