News

大活躍選手、引退選手と両極端な19年のDeNAドラフトは成功ドラフトになるか

2022.11.02

大活躍選手、引退選手と両極端な19年のDeNAドラフトは成功ドラフトになるか | 高校野球ドットコム
伊勢 大夢、浅田 将汰

 22年はセ・リーグ2位だったDeNA。今年で3年目を迎えた19年ドラフト指名選手では活躍した選手がいる一方で、早くも退団選手も出る両極端なドラフトとなっている。

 活躍の筆頭は伊勢 大夢投手(九州学院出身)だろう。3年続けて中継ぎとして活躍し、今季は71試合で、防御率1.72、39ホールドと圧巻の数字を残した。通算143試合と、横浜時代に活躍した右サイドの中継ぎ投手、木塚 敦志投手(浦和学院出身)の入団3年目までの151試合に匹敵する登板数である。

 このまま続けられれば、球団の歴史に名を残す中継ぎ投手になるかもしれない。

 1位の森 敬斗内野手(桐蔭学園出身)は、3年目の今年は自己最多の61試合に出場。来季4年目は大飛躍を果たすことができるか。

 2位の坂本 裕哉投手(福岡大大濠出身)も2年目までに通算8勝を挙げたが、今季は未勝利。来季はしっかりと数字を残さないと厳しい立場となる。

 6位の蝦名 達夫外野手(青森商出身)は今季61試合出場で、3本塁打8打点と着実に結果を残している。

 正念場なのは4位の東妻 純平捕手(智辯和歌山出身)だろう。今季はファーム59試合で打率.244、2本塁打に終わった。打撃成績を大きく伸ばしたい。

 残念なのは、田部 隼人内野手(開星出身)、浅田 将汰投手(有明出身)が現役引退を決めたことだ。浅田はU-18代表にも選ばれた投手で、勿体ない気持ちは否めない。

 

 成果としてはまずまずだろう。成功ドラフトと呼べるには伊勢以外の指名選手から1年間活躍できる選手が現れるかに尽きる。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.06

【2024年夏 全国地方大会シード校一覧】現在27地区が決定!

2024.05.06

【富山】富山商が高岡商を破って春連覇達成<春季県大会>

2024.05.06

センバツV・健大高崎は夏も強い! Wエース抜きで県大会優勝、投打に新戦力が台頭中!

2024.05.06

【春季埼玉県大会】花咲徳栄4回に一挙10得点!20得点を奪った花咲徳栄が昌平を破り優勝!

2024.05.06

【石川】星稜が完封リレーで「県4連覇」、北信越大会へ<春季県大会>

2024.05.01

春季大会で頭角を現した全国スーパー1年生一覧! 慶應をねじ伏せた横浜の本格派右腕、花巻東の4番、明徳義塾の正捕手ら入学1ヶ月の超逸材たち!

2024.04.30

大阪大などに卒業生を輩出する進学校・三国丘  文武両道を地で行く公立校は打倒・強豪私学へ「何かしてやりたい」

2024.04.30

【岩手】宮古、高田、久慈、久慈東が県大会出場へ<春季地区予選>

2024.05.01

【神奈川】関東大会の切符を得る2校は?向上は10年ぶり、武相は40年ぶりの出場狙う!横浜は6年ぶり、東海大相模は3年ぶりと意外にも遠ざかっていた春決勝へ!

2024.04.30

【山口】宇部鴻城が西京を下して7年ぶり優勝!<春季大会決勝>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>