新成人となった「楽天の清宮」。飛躍を予感させる数値と豪速球
高校時代の清宮虎多朗(八千代松陰出身)
新成人として気になる投手が清宮虎多朗(八千代松陰出身)だ。清宮と書いて「せいみや」と読むが、八千代松陰時代は190センチを超える長身から最速145キロを誇る速球派右腕として注目を浴びた存在だ。
とはいえ、3年春の大会で見た時は140キロ前後ぐらいで、まだ持っている力を発揮できていなかったところがある。そしてプロに進むと、2年間で大きく化けている。
昨季のイースタン・リーグでは、4試合に登板し、8.2回を投げ、12奪三振、四球0、防御率0.00と数値的なものはかなり優秀な数字だ。縦振りのフォームから繰り出す常時140キロ後半の速球は実に素晴らしい。
フォームの良さ、速球の角度、威力、球速を見れば飛躍の予感をさせる。昨年の二軍戦の登板数は少なかったが、飛び級で高い舞台で活躍出来る可能性がある。果たして今季は支配下昇格を勝ち取ることができるか。
(文:河嶋 宗一)