News

創価の主砲から地元・千葉の星へ 1年生スラッガー・浪川広之(城西国際大)の誓い

2019.11.19

創価の主砲から地元・千葉の星へ 1年生スラッガー・浪川広之(城西国際大)の誓い | 高校野球ドットコム
浪川広之(城西国際大)

 
 11月17日、明治神宮大会準々決勝の第3試合、初出場の城西国際大は5対3で広島経済大を下し、準決勝進出を決めた。この秋は全国レベルの強豪が揃う横浜市長杯で、関東地区第一代表として出場しており、全国区の強豪大学になりつつある。その中で、4番を務めるのが浪川広之(1年・創価)だ。浪川は適時打、犠飛を含む3打数2安打2打点の活躍で、勝利に貢献した。

 中学時代、浪川は名門・佐倉シニア出身。同期には田宮裕涼(北海道日本ハム)など、名門校で活躍する選手たちとともに、腕を磨いた。創価高校に進み、主軸打者として活躍した浪川は創価高の指導者の勧めで、城西国際大に入学。

 入学当初は木製バットになかなか対応ができなかったが、佐藤清監督から脱力して打つことを教わり、その感覚をつかむと、秋季リーグ戦では2本塁打を放ち、その実績が認められ、リーグ戦の最終節で4番を打ち始めた。

 「特に4番として意識しているということはなく、ただ出させてもらっている立場ではあるので、自分のウリである打撃で勝負していきたいというのはあります。そういう意味でタイムリーを打てたのは4番打者として良かったと思っています」

 まだ4番打者としてスタートしたばかり。ゆくゆくは千葉県大学野球リーグを代表するスラッガーを目指す。超える目標は今年、国際武道大からプロ入りした勝俣翔貴(オリックス 東海大菅生出身)だ。
「勝俣さんを超えるような打者になることが目標です」

 ちなみに浪川は千葉県旭市出身。現在は旭から電車で、成東・求名(ぐみょう)にある大学に通っている。最近は全国レベルの強豪校から集まるようになった城西国際大。多くの選手がグラウンド付近の交通の便の悪さ、電車の本数の少なさ、終電の早さに驚くようだが、浪川はそんな地元を楽しむかのように、野球に没頭している。地元で活躍し、いずれは千葉の星と呼ばれるようなスラッガーへ成長を果たせるか。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.06

【2024年夏 全国地方大会シード校一覧】現在27地区が決定!

2024.05.06

【富山】富山商が高岡商を破って春連覇達成<春季県大会>

2024.05.06

【春季埼玉県大会】花咲徳栄4回に一挙10得点!20得点を奪った花咲徳栄が昌平を破り優勝!

2024.05.06

センバツV・健大高崎は夏も強い! Wエース抜きで県大会優勝、投打に新戦力が台頭中!

2024.05.06

【石川】星稜が完封リレーで「県4連覇」、北信越大会へ<春季県大会>

2024.05.01

春季大会で頭角を現した全国スーパー1年生一覧! 慶應をねじ伏せた横浜の本格派右腕、花巻東の4番、明徳義塾の正捕手ら入学1ヶ月の超逸材たち!

2024.04.30

大阪大などに卒業生を輩出する進学校・三国丘  文武両道を地で行く公立校は打倒・強豪私学へ「何かしてやりたい」

2024.04.30

【岩手】宮古、高田、久慈、久慈東が県大会出場へ<春季地区予選>

2024.05.01

【神奈川】関東大会の切符を得る2校は?向上は10年ぶり、武相は40年ぶりの出場狙う!横浜は6年ぶり、東海大相模は3年ぶりと意外にも遠ざかっていた春決勝へ!

2024.04.30

【山口】宇部鴻城が西京を下して7年ぶり優勝!<春季大会決勝>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>

2024.04.22

【鳥取】昨年秋と同じく、米子松蔭と鳥取城北が決勝へ<春季県大会>