野球の面白さを球児が伝える!都立新宿で野球教室を開催!
参加した子どもたちと保護者と高校球児の集合写真
2月2日(土)、都立新宿で昨年から開催されている野球教室が今年も開催された。今年度は1月14日に第2回が開催され、第3回となるこのイベントは、小学生と女子中学生を対象に5チームで計100名の選手が参加。イベントは終始盛り上がりを見せた。
近年、野球人口が減少の一歩をたどる中、全国各地で野球教室を開催。幼い子どもたちが野球に触れることで、少しでも興味をもってもらい、野球人口を増やすのが狙いである。
だが都立新宿では、中学、高校に進学してから子どもたちが野球から離れることを防ぐために、技術的な面も参加した選手や保護者に伝授。野球を続けてもらうことで競技人口の増加につながることを狙っている。
また都立新宿が他の野球教室とは違い、1時間ほど勉強の時間をイベントの中で設けている。これは都立新宿の田久保裕之監督が、「机に向かって勉強するのと野球で素振りをすることは同じだと思っているので、勉強とか私生活をしっかりやっていれば野球に繋がる」という考えがあるためだ。このことを田久保監督は文武同道、と語るが、この考えがあるからこそ野球教室で勉強を取り入れているのだ。
バッティングとミニゲームを開催した実技と座学合わせて3時間30分に及んだ今回のイベント。小中学生の保護者の方からは、「チームで聞かないような技術論を聞けたのは楽しかったです」「なかなか高校生と接する機会はないので、いい機会でした」など絶賛する声が多数寄せられた。
また子どもたちからは「楽しかったです!」という感想が多く述べられた今回のイベント。野球人口が減少している現在、今の球児たちは甲子園を目指すことはもちろん、こうしたイベントを通じて野球の面白さを伝えることも、これからは大事なことなのかもしれない。
取材=編集部