【富山】不二越工、氷見のノーシード勢の躍進に期待<春季県大会>
第96回春季富山県高校野球大会は3日に準々決勝が予定されている。夏のシード権を得た8強による頂点をかけた戦いが終盤戦を迎えることになる。勝てば、6月1日から地元富山で開催される北信越大会出場が決まるだけに、各試合とも熱戦が予想される。
対戦カードは以下の通り。
<県営富山野球場>
①高岡商-不二越工
②高朋-高岡
<高岡西部総合公園野球場>
①氷見-富山国際大付
②高岡第一-富山商
ノーシードから勝ち上がり8強まで駒を進めたのは不二越工と氷見。
不二越工は初戦で新湊相手に延長11回タイブレークの末に、17対12で勝利するという激戦を演じて勢いに乗った。その後も8対6、10対9と、少々大味ながら攻撃力を発揮してベスト8に進出してきた。12年ぶりの春4強を目指して、昨年秋王者の高岡商に挑む。
氷見は初戦でコールド勝ちを収めると、3回戦ではシードの富山北部をコールドで破って8強に進出した。昨年センバツに21世紀枠で出場し、春季大会も8強に進んでいたが、秋は3回戦で敗退。その相手だった富山国際大付とリベンジをかけて準々決勝に挑む。
昨年秋に4強入りした高岡商、高朋、高岡第一らの強豪が順当に4強入りを決めるのか、不二越工、氷見のノーシード校の躍進なるか。北信越大会出場4チームの顔ぶれに注目が集まる。