中大の伊藤優輔(都立小山台出身)が先発デビュー!最速146キロ!
伊藤優輔投手
■中大の伊藤 優輔(都立小山台出身)が先発デビュー!最速146キロ!
5月21日、東都大学野球リーグの中大vs亜大の3回戦で、伊藤優輔投手(1年・都立小山台)が先発デビューを果たした。
4月10日に初登板。そして5月13日の駒澤大戦でも登板するも、白星は遠く、ほろ苦いシーズンを送っていた伊藤投手。しかし5月21日の中大戦で初先発で起用されると、3回を投げて1失点で降板したが、今季最速の146キロを計測した。
ここで高校時代のエピソードを紹介していこう。以前、都立小山台を率いる福嶋 正信監督に、高校入学当時の伊藤投手について聞いた際にはこんな話をしてくれた。
「中学のころは知らなかったですね。たまたまブルペンで彼の投球を見ていたら、実に良いボールを投げて、びっくりした記憶があります」
非凡な投球で福島監督の目に留まった伊藤投手は、1年夏にベンチ入りすると、1年秋からエースの座を獲得。完成度の高い投球で、2013年秋は私学の強豪校を次々と破る活躍をみせてベスト8入りし、2014年選抜では、都立校として甲子園出場を果たす原動力となった。
そして最後の夏が終わった後、中央大のセレクションに参加した伊藤投手は、140キロ台の直球をガンガン投げ込み、一緒に受けた同い年の投手が「伊藤を見て自信をなくました」と嘆くほど、伊藤は成長を遂げていた。高校時代にこれほどステップアップできたのは、練習姿勢の良さ、また意識の高さだと考えられる。実際に伊藤選手は、試合後のインタビューでも、場面ごとにどんな意図をもって投げたのかをしっかりと説明できる選手であった。
この春の投球を振り返ると、伊藤投手にとっては大学野球のレベルの高さを実感したシーズンだったかもしれない。都立小山台出身のOBで東都大学野球を活躍した選手を挙げると、昨秋、4勝1敗、防御率1.25をマークした栃谷 弘貴投手(HONDA鈴鹿)がいるが、伊藤も楽しみな存在だ。
秋のシーズンでは、主力投手として活躍をみせ、そして数年後には東都を代表する好投手となっていくか、注目していきたい。
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【高校野球ドットコム編集部】
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