宮古vs本部
11安打6長打で二桁得点の宮古が快勝！
田村愛翔（宮古）
1回裏、三者凡退に終わった沖縄宮古だったが2回、6本の長短打を集めて大量点を奪いほぼ試合を決めた。
沖縄宮古は2回裏、一死から砂川大知がセンター前ヒットで出塁。続く宇座幸太郎がライトの頭上を襲うタイムリー三塁打で先制。これで沖縄宮古打線が目覚める。7番田村愛翔がレフトへ二塁打を放ち2点目。二死後、四球で一。二塁とし、1番佐渡山大空（そら）がセンター前へ運び3点目。宮里勇飛の打球はセンター奥へ。これがタイムリー二塁打となり4点目と5点目が入った。締めは3番佐和田翔弥。レフトオーバーのタイムリー三塁打で6点目。打者10人6本の長短打で大量点を奪い試合を優位に進めた。
沖縄宮古は4回、一死一塁から4番下里空士（たかと）がタイムリー三塁打。砂川大知のレフト前タイムリーで2点目。そして宇座幸太郎がこの日2本目の長打を放ち3点目を刻み入れ、試合を決定づけた。
投げては「中学の学校ではエースだった」と宮里監督が自信を持って送り出した先発の田村愛翔、サイドスルーの黒澤龍成、サウスポーの新里勇二のリレーで被安打5の最少失点で抑え快勝。「エースの與那覇が手首をケガ。投げられる状態に回復したけど、大事を取って今回は登板を回避した」。相手のミスに助けられたと、謙遜に試合を振り返った指揮官だったが投打に厚い戦力をファンに見せたこの日の沖縄宮古であった。
敗れた本部だったが僅か10人で良く戦った。広い守備範囲に堅実なプレーを再三見せたセカンドの島袋琉を中心に、これからの日々を積み重ねれば来春、大きな成果が期待出来る。そう思わせるチームであった。
（文＝當山雅通）
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