高岡商vs飯山
公式戦初完封!
![高岡商vs飯山 | 高校野球ドットコム](/hb/images/report/zenkoku/20161015003/photo01.jpg)
高岡商業 伏見が公式戦初完封
9回。最後の打者をダブルプレーで打ち取った高岡商の背番号10・伏見 拓真(2年)は大きくガッツポーズした。「公式戦での完封は初めてです」。1対0の痺れるような投げ合いを制し。喜びが表情に表れた。
高岡商は富山大会5試合で55得点を奪ってきた打撃のチーム。だが「相手投手が丁寧に投げていた」(吉田 真監督)と北信越大会では思うようにいかない。初回の一死二塁のチャンスをショートライナーダブルプレーで逃すと、長野飯山のエース・飛澤 悠陽(2年)を乗せてしまった。
打って勝ってきたチームが、徐々に投守に負担がかかる展開。その中で伏見は味方のエラーもありながら、粘り強く耐えた。待望の点が入ったのは延長も覚悟していた9回の攻撃。しかも二死三塁から長野飯山の二番手・長瀬 恭太(2年)のワイルドピッチによるものだった。
この1点を、試合を通して逞しくなった伏見が守る。そして公式戦初完封をやってのけた。
「投手を本格的に始めたのは高校に入ってから。中学までは野手でしたが、自分の特徴は身長なので、それを生かすには投手だと思い、高校には投手をやるつもりで入りました」と189センチの大型右腕は話す。この公式戦初完封が覚醒のきっかけとなるかもしれない。
注目記事
・2016年秋季大会特設ページ