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【春季関東大会注目野手一覧】超高校級のショートトリオ、健大高崎の強肩捕手など24人の逸材野手をピックアップ!

2024.05.17


石塚 裕惺(花咲徳栄)・中山 凱(専大松戸)・颯佐 心汰(中央学院)

中央学院、健大高崎などセンバツ出場の主力野手は関東大会でも活躍できるか

秋に続いて茨城県大会を連覇した常総学院は大型スラッガー・武田 勇哉内野手が県大会準決勝で本塁打を放ち、順調に状態を上げている。広角にも打ち分け、対応力も高い。昨秋の関東大会3試合で12打数5安打を記録し、ベスト4入りに貢献したが、今大会も爆発なるか。
茨城県大会準優勝の鹿島学園は昨秋エースだった中根 健太郎内野手(3年)が野手に専念。4番打者としてチームを牽引し、準決勝の水戸一戦では豪快な本塁打を放った左のスラッガーだ。5番を打つ井上 心大外野手(2年)はシャープなスイングで鋭い打球を飛ばす左の好打者。日本大監督時代に村田修一内野手(元巨人)などを育ててきた鈴木博識監督も「トップからインパクトに入るまでスイング軌道は光るものがありますし、打撃については天才的」と評する逸材だ。

武田 勇哉(常総学院)

センバツ優勝の健大高崎は箱山以外の野手を挙げると、高校日本代表候補の髙山 裕次郎内野手(3年)は広角に打ち分ける打撃は安定感があり、三塁に回った大型スラッガー・森山 竜之輔内野手(3年)の強打、大型遊撃手・田中 陽翔内野手(3年)のダイナミックな守備も健在。群馬県大会より打線の状態を高めることができるか。

センバツベスト4の中央学院は颯佐と二遊間を組む中村 研心内野手(3年)は県大会2回戦の成田戦で本塁打を放ち、21打数9安打7打点の活躍をみせた。好投手にもしっかりと適応できる打撃技術、球際が強い二塁守備、ソツのない走塁技術と走攻守すべてにおいて高水準のプレーを見せる。センバツベスト8の山梨学院河内 佑樹外野手(3年)がキーマン。コンパクトなスイングで外野の間を破る長打を量産し、ライトからの強肩も大きな武器だ。

中村 研心(中央学院)、河内 佑樹(山梨学院)

 

都大会準優勝の東海大菅生阪野 拓海内野手(3年)が打線を牽引する。都大会準決勝・日大鶴ヶ丘戦で場外本塁打。コンパクトなレベルスイングで長打を飛ばす右の強打者。三塁守備もレベルが高い。

埼玉大会優勝の花咲徳栄は石塚だけではなく、生田目 奏外野手(3年)は1番、もしくは3番打者としてチャンスメイクに徹してきた。本塁打も打てる長打力があり、走塁、守備力ともに高い好打者だ。

42年ぶりの春季神奈川県大会優勝を決めた武相は4番平野 敏久内野手(3年)は最も長打が期待できる左の強打者。決勝の東海大相模戦では猛打賞を記録した。
準優勝の東海大相模は中村 龍之介外野手(2年)、金本 貫汰内野手(3年)、長尾 幸誠外野手(3年)のクリーンアップに注目。中村はコンタクト力が非常に高い左の巧打者で、準々決勝以降の3試合から調子を上げ、12打数6安打を記録した。金本は最も本塁打を狙える左のスラッガー。長尾は県大会で2本塁打を放った大型外野手で強肩も魅力だ。

10年ぶり出場の樹徳河内 亮陽捕手(3年)に注目。二塁送球1.9秒台の強肩で走者を刺し、打者としても3位決定戦で走者一掃の適時二塁打で勝利に貢献した。日大明誠は5番の森田 竣介外野手(3年)が山梨県大会で勝負強い打撃を見せてきた。2番、6番など様々な打順でスタメン起用されており、打線のキーマンだ。

【次ページ:2024年春季関東大会注目野手リスト】

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この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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