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元チームメイトが語る「筒香嘉智という男」 実力・人間性は満点! 唯一の課題は……

2024.04.16


筒香 嘉智選手

メジャーリーグのジャイアンツから自由契約となっていた筒香 嘉智選手(横浜)が古巣DeNAと契約合意したことを発表した。

 

日米通算223発の長距離砲は、巨人が獲得に乗り出すなど、去就が注目されていたが、「ハマの大砲」が決断したのは古巣DeNAだった。チームはタイラー・オースティン外野手が右太もも裏の肉離れで離脱していることもあり、外野、一塁を守ることのできる強打者の加入は大きな戦力となる。

 

強打者の加入は単なる補強ではない!高い評価を受ける筒香の人間性

2016年に44本塁打と110打点で2冠王を獲得した実力者だが、「筒香選手の魅力は打撃だけではない」と語ったのが、2012年から2014年まで横浜で共にプレーした経験を持つ冨田 康祐氏(PL学園)だ。

筒香選手との初対面は2011年シーズンのオフ。冨田氏は育成ドラフト1位で入団したばかりだった。

「初めて会ったとき、彼は自主トレから帰ってきたところだったんですよね。『野球に集中するため、(雑音のない)アメリカで練習をしてきました』と言っていて、すごくストイックな選手だと思いました。そのとき彼はまだ高卒2年目。その若さで自分を追い込むための練習をしている。意識の高さを感じました」

 

この出会いの後の高卒4年目のシーズン、筒香は前年度の108試合から23試合へと出場機会を減らしたが、翌年のシーズンで22本塁打と才能が開花。瞬く間にスターの仲間入りを果たした活躍にも、冨田氏は驚くことはなかったという。

「不調のシーズン中も体の各部位の動かし方など、一見地味に見えるトレーニングに日々取り組んでいました。高校の後輩でもある乙坂 智外野手(横浜)と一緒に、細かい動きを地道にトレーニングしていましたね。しっかり考えながら準備をする。自分の芯を貫くブレない選手だと思います」

 

野球に対するストイックな姿勢はもちろん、一部で高い評価を受けていると報じられた”人間性”についても冨田氏は言及した。

「真面目で謙虚な部分も持ちつつ、笑って話をしてくれるユーモアもある選手です。自分がレンジャーズにマイナー契約でいくことが決まった時も、『いいなぁ冨さん』と応援してくれました。乙坂選手や桑原 将志外野手(福知山成美)をはじめとして、先輩後輩に関わらず選手たちに慕われていました。筒香選手のことを悪く言う選手はいないです」

その人柄もDeNAにとって大きな戦力になるだろう。

 

日本球界復帰でどこまで打てるのか!? カギとなるのは”グラウンドの固さ”

筒香選手の加入でDeNAの得点力アップが期待される。しかし5年ぶりの日本球界復帰で懸念される点もある。グラウンドの堅さだ。

「海外の球場は日本に比べてグラウンドが固いので、ボールを打つ時にダイレクトに力が戻って伝わりやすいです。それに比べて日本はグラウンドが柔らかいので、踏み込んだ時に地面に力が逃げてしまう。投手としてもマウンドが良く掘れるので、下半身を使って投げるというのは、そういった違いがあるからなんです」

加えて、配球やタイミングの取り方など、5年間かけて適応してきたメジャーの野球から日本の野球に再び順応することが求められる。冨田氏も、「帰ってきてすぐに打つのは大変だと思います。それでも、筒香選手ならやってくれるという期待感もありますし、また日本でホームランを量産する姿を見たいですね」とエールを送った。

 

5年ぶりの日本球界復帰で26年ぶりのリーグ優勝に導けるのか。今後のプレーに要注目だ。

 

〈関連記事はこちら〉
◇日本の4番が語る打撃論!筒香 嘉智選手(横浜ー横浜DeNA)に独占インタビュー!
◇防御率20.65でも…上沢直之はなぜ何度もオープン戦のマウンドに立てるのか? マイナー契約選手内にもある“MLB格差社会”

この記事の執筆者: 塩澤 風太

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