【春季東京都大会】明大八王子が16得点大勝！次戦・東海大菅生とシード権をかけた勝負へ！

＜春季東京都高校野球大会：明大八王子16－0都立文京＞◇5日◇2回戦◇スリーボンドスタジアム上柚木

明大八王子が校名変更後初勝利から一夜明け、連戦となった試合もコールド勝ちで3回戦進出を果たした。
打線が奮起し、2回以降毎回得点で都立文京に16-0の大勝。出場していないベンチの仲間も大きな声で得点を喜び合い、活気のあるチームという印象を受けた。

「秋は点が取れない状況からスタートした。攻撃を充実させないと上に絡めない」と椙原 貴文監督。春に向け、打撃力向上が功を奏し、「最低限が繋がって、最高の一打が出たことで複数得点になった」と笑顔を見せる。
繋がりという点では、2回に先制をして以降、中盤に4連打で中押し、５回には1イニング9得点でダメ押しと、抜け目の無い攻撃を見せた。特に5回の猛攻は意識の高さが見えた。「誰がアウトになるかわからない状況で、緊張感を持ってプレーするかが大事」と椙原監督も選手たちに発破をかけた。

投手では背番号１をつけた渡邊 純真投手（3年）が好投した。4回まで被安打1とパーフェクトに近いピッチング。5回にヒットから満塁のピンチを招いたが無失点で切り抜けた。渡邊は、「ストレートは良かったので、変化球の確率をあげていきたい。上に勝ち進めばピンチは多くなると思うので、こういった試合で0に抑えられたことはよかった」と振り返る。

一方の椙山監督は渡邊に対し辛口な評価を残した。「背番号1を背負っている以上、背中で見せる存在になって欲しい」。1回戦で好投した木村 景吾投手（3年）や、昨年夏の決勝戦で先発を任された上原 和玖投手（2年）など、競争相手も多いが、「率直に選んだ」という背番号からも期待の現れが見える。渡邊も、「夏に向けて、勝てるところまで全力で挑みたい」と意気込でいる。

次戦は東海大菅生と対戦。勝てば16強入りとなり、夏の東京都予選にシード校として出場する権利を獲得する。

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