侍ジャパン”飛び級選出”の宗山塁(明治大)、「春は出場しない」 ケガからの復帰は秋以降に
ベンチからチームを鼓舞する宗山
今秋のドラフト1位候補として注目されている明治大学の宗山 塁内野手(広陵)が、3日に行われた日立製作所との試合前練習に参加した。
広陵時代には1年時からベンチ入りし、明治大学に進学後もショートで3季連続ベストナインを獲得した。六大学リーグの現役選手最多となる94安打の打撃と侍ジャパンの井端 弘和監督も「何も言うことない」と絶賛する守備で攻守に存在感を示してきた。3月初旬に行われた侍ジャパンと欧州代表の試合にも選出されたが、右肩肩甲骨骨折の影響で出場を回避。それでも、ドラフト1位候補としての評価は揺るがないものとなっている。
2024年ドラフトの目玉ともいえる存在はベンチにも入ったが、試合出場は無く、声掛けなどで奮起を促していた。試合後、田中 武宏監督は、「春季リーグ戦では使うつもりはない」と構想から外れていることを明かした。復帰には慎重な姿勢を見せたが、主将としてチームを鼓舞する姿に「非常によくやってくれている。メンバーから外す選択肢はない」と信頼を示していた。
この日、ショートを務めたのは22年のセンバツで準優勝を経験した津田 基内野手(近江)。6回からは同年のU-18日本代表に選出された光弘 帆高内野手(履正社)が出場し、田中監督も、「2人を入れ替えて使っていく」と説明。チームの柱を欠く中で、新たなスター候補たちを競わせながら、4月20日の春季リーグ戦開幕を迎える。
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