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大学生ドラフト期待度ランキング【2024年新年版】10位-1位 今年の顔・宗山塁、157キロ・中村、大学生NO.1左腕・金丸……1位は?

2024.01.05


宗山塁、金丸夢斗、寺西成騎、中村優斗

2023年の9人1位指名に続いて、今年も大学生は大豊作の予感がする。

『高校野球ドットコム』の恒例企画「大学生期待度ランキング」の新年版をお届けしたい。いよいよトップ10の発表だ。この10人はしっかりとアピールできれば、2位以上は狙える選手たちである。

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大学日本代表の主力がズラリ

10位 麦谷 祐介外野手(大崎中央-富士大)
大学選手権では下村 海翔投手(阪神1位)、神宮大会では常廣 羽也斗投手(広島1位)と青山学院大のドラ1コンビから本塁打を放った。抜群の強肩、俊足も兼ね備えている。ぜひ6月の大学日本代表候補合宿に入って、上位候補に挙がる存在になってほしい。

麦谷 祐介(富士大)

9位 佐藤 柳之介投手(東陵-富士大)
神宮大会では上武大相手に完封を収めた本格派左腕。12月の大学日本代表候補強化合宿では4奪三振を記録した。伸びのある140キロ前半で次々と三振を奪う。荒っぽいところはあるが、要所を締める勝負勘の良さは魅力。

佐藤 柳之介(富士大)

8位 徳山 一翔投手(鳴門渦潮-環太平洋大)
最速152キロの速球は他の左腕にはない圧力がある。ドラ1候補・金丸 夢斗投手(関西大)と比較しても威力は上。変化球の精度も一定以上で、上位指名が有力な投手だ。大学選手権に出場し、その能力の高さを全国の舞台でアピールできるか。

徳山 一翔(環太平洋大)

7位 西川 史礁外野手(龍谷大平安-青山学院大)
今年の大学日本代表の4番。神宮大会では豪快な本塁打を放ち、パワーは世代トップクラス。良い時の爆発力は恐ろしいものはあるが、波が大きいのが玉にキズ。技術を固め、突き抜けた成績を残したい。

西川 史礁(青山学院)

6位 佐々木 泰内野手(県立岐阜商-青山学院大)
1年時から本塁打量産してきたスラッガー。23年は同僚の西川が目立っていたが、安定感は上。大学日本代表の強化合宿の打撃練習では特大弾を放った。三塁守備も動きがよく、強肩。春、秋と打撃成績上位に入れば、1位指名も現実味を帯びてくる。

佐々木 泰(青山学院大)

5位 渡部 聖弥外野手(広陵-大阪商業大)
今年の大学生NO.1打者。現時点での安定感、対応力でもプロである程度の成績を残せるほどのレベルだ。守備、走塁も見逃せない。ラストイヤーは怪我なく過ごし、伝説級の活躍を期待したい。

渡部 聖弥(大阪商業大)

 

1位は将来性バツグンの投手!

4位 宗山 塁内野手(広陵-明治大)
今年の大学生NO.1ショート。今年の大学生の顔といえる選手だが、昨年は打撃に精彩を欠いた。また大学日本代表の測定では、フィジカル面も突出したものが見られなかった。打撃技術、フィジカルをすべて見直し、攻守ともに文句なしのパフォーマンスを見せ、競合1位指名を勝ち取ることができるか。

宗山塁(明治大)

3位 中村 優斗投手(諫早農-愛知工業大)
大学日本代表の強化合宿で最速157キロをマークした剛速球右腕。130キロ後半のカットボールも切れ味抜群。走者を背負ってからの安定感もあり、速球、変化球の出し入れもしっかりしている。憧れはドジャース入りした山本 由伸投手。176センチと上背はなくても、体の使い方を極めてきた。大学選手権で活躍し、大学日本代表にも選ばれれば、ドラフト1位は現実的になるのではないか。

中村 優斗(愛知工業大)

2位 金丸 夢斗投手(神港橘-関西大)
今年の大学生NO.1左腕。速球、変化球の出し入れも文句なし。たまに淡白な投球になるところは気になるが、大学日本代表でも活躍を見せてくれることだろう。怖いのは故障だけ。最後まで高いパフォーマンスを発揮し続けることを期待したい。

金丸 夢斗(関西大)

1位 寺西 成騎投手(星稜-日本体育大)
金丸、中村、宗山といった話題性の高い逸材たちを差し置いて1位に推したのは、153キロ右腕の寺西だ。縦振りの投球フォームから投げ込むストレートの角度、圧力は別格。140キロ前後のスプリットも強烈だ。
まだまだ伸びしろもある。将来性の高さを最も評価した。昨秋の横浜市長杯、明治神宮大会の投球から覚醒の兆しが見えてきた。今年1年はドラフト目玉級の評価を受けるため、高いパフォーマンスを見せていきたい。

寺西 成騎(日本体育大)

 

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この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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