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野球センスの塊、大阪桐蔭・境に将来の侍ジャパンの姿をみた【センバツ・輝きを放った逸材たち】

2024.03.28


境亮陽(大阪桐蔭) ※写真は過去の取材より

<第96回選抜高校野球大会:大阪桐蔭4-2神村学園>◇27日◇2回戦◇甲子園

まさにファンを魅了する高校球児を久しぶりに見た気がする。大阪桐蔭の背番号9、境 亮陽外野手(3年)のことだ。この試合、4打数3安打1打点。チームの勝利に大きく貢献する活躍を見せたが、その質は高かった。

5回の第3打席。「美しい」という表現が当てはまりそうなスイングで放たれた打球が、右翼スタンドへと舞い上がる。滞空時間の長い放物線が、右翼フェンスで跳ねると、打球は外野を転々とした。その時、境はすでに二塁を回っていた。

スピードを緩めることなく、三塁を回ると一気に本塁へ。力強さがありながら、流れるような走りで本塁へと滑り込んだ。大会3号の本塁打は、境の足で稼いだランニングホームランだった。

第1打席も足で稼いだヒットだった。泳がされて三塁前へのボテボテのゴロとなったが、快足を飛ばしてセーフにしてみせた。第2打席は外角直球を逆らわずに左前安打にした。そして第3打席は思い切り引っ張ってランニングホームラン。長打が打てる1番打者として大阪桐蔭になくてはならないピースの1つになっている。

境は投手でもあった。センスは抜群のはずだ。「根尾2世」と呼ばれ、投打二刀流として期待されていたが、打者として大きく開花しそうだ。元投手で142キロを投げるだけあって、右翼の外野からの返球にも、観客からどよめきが起きるほど。甲子園でも「境ビーム」を披露するときもでてくるだろう。

「打って、走って、守って」…。大阪桐蔭ではラマル ギービン ラタナヤケ内野手(3年)、徳丸 快晴外野手(3年)が注目されがちだが、境が一番将来性のある選手と見ている。打席に立つだけで、観客を釘付けにする。将来は侍ジャパンのユニホームを着て活躍している姿を容易に想像できる。

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この記事の執筆者: 浦田 由紀夫

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