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巨人の台湾遠征33名が楽しみすぎる!大当たりのルーキー、好調の移籍中継ぎ陣、支配下間近?の育成右腕、座って二塁送球の強肩捕手などが選出

2024.02.29


京本眞・佐々木 俊輔・山瀬 慎之助

巨人は球団創設90周年および台湾・台北ドームの開業を記念して3月2日・3日に台湾球団との親善試合を行う。球団は遠征メンバー33人を発表したが、期待の新戦力、新人、ブレイクを狙う若手選手が勢ぞろいだ。オープン戦がスタートした23日から彼らが見せてきたパフォーマンスを振り返っていきたい。

まず投手では移籍組が好調。
前ソフトバンクのアンダースロー・高橋 礼投手(専大松戸)が27日の日本ハム戦で2回、打者6人を無安打に抑える完璧な投球。前ソフトバンクの速球派右腕・泉 圭輔投手(金沢西-金沢星陵大)は、2試合連続無失点に抑える好投。前阪神の馬場 皐輔投手(仙台育英-仙台大)は24日の広島戦、前オリックスの近藤 大亮投手(大商大高-大阪商業大-パナソニック)は25日のヤクルト戦で無失点に抑え、中継ぎ陣の層を厚くした。

支配下登録が最も近いといわれる右腕・京本 眞投手(明豊)は23日の阪神戦、25日のヤクルト戦で無失点。140キロ後半の速球、切れ味鋭い変化球をコントロールよく投げ込んでおり、育成選手ながら台湾遠征メンバーに加わった。

新人投手ではドラフト1位の西舘 勇陽投手(花巻東-中央大)は、25日のヤクルト戦で先発し、2回無失点。ドラフト5位の又木 鉄平投手(日川高-東京情報大-日本生命)はヤクルト戦で、1回無失点の好投を見せた。

新人野手では佐々木 俊輔外野手(帝京-東洋大-日立製作所)が連日の活躍。12打数5安打、4打点、2二塁打の活躍。バットコントロールも非常によく、現在の打線では欠かせない存在へ成長。泉口 友汰内野手(大阪桐蔭高-青山学院大-NTT西日本)は8打数1安打。守備力も高い野手だが、現状のままだと二軍落ちの危機があり、この台湾遠征が正念場となりそうだ。

育成野手では高卒2年目の中田 歩夢内野手(東奥義塾)は4打数1安打。23日の阪神戦で適時打を記録した。強肩を生かした守備は非凡なものがあり、川相 昌弘コーチからマンツーマン指導を受け、レベルアップを図っている。

野手では、キャンプ二軍スタートだったオコエ 瑠偉外野手(関東一)が上がってきた。阿部慎之助監督から2番に抜擢され、オープン戦・練習試合含め4試合連続でスタメン。9打数2安打で打率.222だが、犠打はしっかりとこなし、出塁率.364、そして27日の日本ハム戦では本塁打を放ち、小技と長打を兼ね備えた打者として活躍している。

今年5年目の山瀬 慎之助捕手(星稜)は27日の日本ハム戦で座ったまま二塁送球を行い、大きな話題となった。打撃も力強くなっており、着実に進化が感じられる。

台湾遠征では、収穫と呼べる内容を残すことができるか。

次のページ:【一覧】巨人 台湾球団親善試合 遠征メンバー

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この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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