News

2008年ドラフト 15年目の結果発表! ドライチはほぼ引退、圧倒的成績を残したのは3位以降の選手たち!

2024.01.15


オリックス時代の西勇輝と西武時代の浅村栄斗

楽天・浅村 栄斗内野手(大阪桐蔭出身)が自主トレを公開した。昨シーズンのホームラン王は、今シーズンから三塁手のポジションに挑戦するという。新たなポジションで優勝、そして自身3度目のホームラン王を目指すこととなった。

浅村は2008年のドラフト会議で3位指名を受け、大阪桐蔭(大阪)から西武に入団した。すでに15年目のシーズンを終えたことになるが、同期のドラフト1位入団のなかで、11選手はすでにNPBから去っている。

唯一の現役NPBプレーヤーが大田 泰示外野手(東海大相模出身)だ。大田は東海大相模から抽選を制した巨人に入団。日本ハムを経て2022年からDeNAに移籍し、今シーズンも外野の一角を狙うべく、自主トレで汗を流している。

ドラフト2位指名選手では、立岡 宗一郎外野手(鎮西→ソフトバンク)が、現在は育成契約選手として巨人でプレー中。2位までの上位で指名を受け入団した23人(ロッテから指名を受けた長野 久義は入団拒否)のうち、今シーズンもNPBで現役を続けるのは、大田と立岡のふたりしかいない。

一方で、3位指名を受けた選手を見ると、浅村を含めて3人が主力としてチームを引っ張っている。野手では浅村とヤクルト・中村 悠平捕手(福井商出身)だ。中村は2012年から1軍に定着すると、打撃タイトルこそないものの、ベストナインとゴールデングラブ賞を3度ずつ受賞。チームを3度に渡って優勝へと導いている。昨年行われたワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、決勝戦でマスクを被りウイニングボールをガッチリとつかんだ。

投手では、オリックスに指名された(現阪神)西 勇輝投手(菰野高出身)が安定した数字を残している。高卒3年目に130.2回を投げ10勝をマークすると、昨シーズンまで13年連続で、100投球回以上を記録。2018年オフにFA権利を行使して阪神へと移籍しているが、ほとんど数字を落とすことなく、ローテーションを支えてきた。積み重ねてきた118勝は現役で7位となっている。

ドラフト2位までに指名された24人(入団は23人)よりも、3位で指名された3人が主力となることを、果たして当時に想像できただろうか。

<2008年ドラフト1位指名選手>

松本 啓二朗千葉経大付→早稲田大→横浜)
巽 真悟(和歌山・新宮高→近畿大→ソフトバンク)
赤川 克典宮崎商→ヤクルト)
藤原 紘通長崎南山→福岡大→NTT西日本→楽天)
岩本 貴裕広島商→亜細亜大→広島)
木村 雄太(秋田経法大付→東京ガス→ロッテ)
野本 圭岡山南→駒澤大→日本通運→中日)
大野 奨太岐阜総合→東洋大→日本ハム)
蕭 一傑日南学園→奈良産業大→阪神)
甲斐 拓哉東海大三→オリックス)
大田 泰示東海大相模→巨人)
中崎 雄太日南学園→西武)
(※チーム名の横浜は現DeNA、秋田経法大付は現明桜

この記事の執筆者: 勝田 聡

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.09

プロスカウトは190センチ超の大型投手、遊撃手、150キロ超右腕に熱視線!この春、浮上した逸材は?【ドラフト候補リスト・春季大会最新版】

2024.05.09

「指導者はどこにいる?」九里学園(山形)が 選手主体の”考える野球”で成果着々

2024.05.08

平成国際大の新入生は逸材揃い!帝京&茨城4強右腕、日本文理の遊撃手、高校通算20発以上の強打者らが加入!

2024.05.09

大分の県立校に現れた150キロ右腕・狩生 聖真投手(佐伯鶴城)!森下(広島)ら8人のプロ野球選手を輩出した名指導者もその素質を絶賛!<高校野球ドットコム注目選手ファイル・ コム注>

2024.05.08

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.05.06

【2024年夏 全国地方大会シード校一覧】現在27地区が決定!

2024.05.03

【埼玉】春日部共栄の「反撃」なるか、5年ぶりの関東切符狙う<春季県大会>

2024.05.06

センバツV・健大高崎は夏も強い! Wエース抜きで県大会優勝、投打に新戦力が台頭中!

2024.05.03

目指すは世界一!代表候補の座を射止めた6人の逸材たち

2024.04.21

【愛知】愛工大名電が東邦に敗れ、夏ノーシードに!シード校が決定<春季大会>

2024.04.22

【春季愛知県大会】中部大春日丘がビッグイニングで流れを引き寄せ、豊橋中央を退ける

2024.04.29

【福島】東日本国際大昌平、磐城、会津北嶺、会津学鳳が県大会切符<春季県大会支部予選>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.21

【兵庫】須磨翔風がコールドで8強入り<春季県大会>