日本ウエルネススポーツ大2チームが大学野球連盟に加入 東京キャンパスは東京新大学、茨城キャンパスは関甲新学生に参加、神宮を目指す
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左から茨城キャンパス・佐藤 樹監督、大学理事長・柴岡 三千夫氏、東京キャンパス・今井 康輔監督
16日、日本ウェルネススポーツ大学が記者会見を開き、東京キャンパスと茨城キャンパスの2チームが全日本大学野球連盟に加盟したことを発表した。
会見には同大学の理事長・柴岡 三千夫氏をはじめ、東京キャンパスの今井 康輔監督、茨城キャンパスの佐藤 樹監督が出席した。
東京キャンパスは東京新大学野球連盟に、茨城キャンパスは関甲新学生野球連盟にそれぞれ加盟する。両チームとも2023年シーズンまでは、社会人野球の団体であるJABA(日本野球連盟)に加盟していた。
日本ウェルネススポーツ大学は体育・スポーツ系の大学で、現在、全日制と通信制に分かれている。体育の教員免許、パーソナルトレーナーの資格取得を目指した、スポーツに関わる授業を全国にあるキャンパスで展開している。
これまで同大学は通信制のみだったため、JABAに加入していたが、6年前に通学課程が出来たことで、日本ウエルネススポーツ大として首都大学野球に加盟。そこから枝分かれした形で茨城キャンパスが誕生し、東京キャンパスは専門学校での登録だったため、引き続きJABAで戦っていた。
今回の加盟の意味について、茨城キャンパスの佐藤監督は語る。
「社会人の高いレベルに挑む楽しさもある一方で、モチベーションを管理する難しさがありました。しかし今回の決定で同じ大学生と勝負できることに、選手たちは喜びを感じながら、高いモチベーションと一体感をもってプレーできると感じています。私自身、大卒2年目で監督となりますので若いですし、チームも若くてフレッシュにやっています。そのあたりを見ている人に感じてもらいたい」
かつて日本大では大学代表を経験、その後富士重工で活躍した東京キャンパスの今井監督も意気込みをこう語る。
「周りからは『どこまでできるんだろう』と見られているんじゃないかな、と思うんです。けどそれを跳ね返して『できるんだ』と伝えたい。周りから応援されるチームをスタッフ全員で考えながら、前に進み、魅力あるチームを作りたい」
「日本ウェルネス」は、高校球界では年々知名度が高まってきている。今夏には、日本ウェルネス沖縄が沖縄大会決勝まで進み、甲子園にあと一歩と迫った。さらに秋のドラフト会議ではワォーターズ 璃海 ジュミル内野手、さらに日本ウェルネス宮城・大内 誠弥投手がともに支配下で指名を受けた。
2チームの大学連盟加入は、大学でも神宮を目指してプレーしたい、そして将来、スポーツ業界で仕事をしたい、と考える球児たちにとって、選択肢が広がったことを意味する。
東京キャンパスはリーグ4部、茨城キャンパスは2部から出発する。まずは2024年の春季リーグからどんな戦いを見せてくれるのか。球界に新風を巻き起こす2校に注目したい。