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【現役ドラフト】12球団補強ポイント分析 オリックスは山本、山﨑の補充ができるか?広島は西川に代わる打者の指名はできるか?

2023.12.07


西川 龍馬、山本由伸

12月8日、現役ドラフトが開催される。

ドラフト会議、戦力外補強、FA補強、新外国人補強を行ってきた12球団。その上でどんな補強が望ましいのかを考えていきたい。

<パ・リーグ>

【オリックス】
補強ポイント:先発投手
全体的に戦力が充実しているが、山崎 福也投手(日大三)が日本ハムへ移籍、エースの山本 由伸投手(都城)がMLB移籍が確実なため、先発候補はほしいところだろう。

【ロッテ】
補強ポイント:先発投手
土壇場でAクラス入り。そしてクライマックスシリーズでも、ソフトバンクを破り、オリックス相手にも1勝を挙げ、健闘が見えた。ただ、先発不足で力尽きた感が否めない。先発候補がいれば、取りに行きたい。

【ソフトバンク】
補強ポイント:先発投手
12球団の中で、戦力の充実度は上位に入るが、先発が手薄な感じがある。

【楽天】
補強ポイント:中継ぎ投手
3年連続で50試合登板以上の登板をしていた安樂 智大投手(済美)がパワハラ行為により、自由契約に。今年の成績を見ると、投打どちらも駒不足な編成に感じるが、中継ぎ投手の優先度が高くなるのではないか。

【西武】
補強ポイント:中継ぎ投手
今年は多くの投手を戦力外、育成枠移行にしたが、やはり投手の優先度は高いのではないか。将来性の高い長打型の野手がいれば、指名してもいい。

【日本ハム】
補強ポイント:先発投手
FAで山崎 福也投手を獲得したとはいえ、先発投手は足りない状況で、リストにいれば補強しておきたいところ。どのポジションでも指名する可能性があり、既存の選手たちの競争相手として補強するのではないか。

<セ・リーグ>

【阪神】
補強ポイント:現状なし
投打どちらも充実している構成なので、現役ドラフトで必死に即戦力を獲る必要性もあまりないチームである。強いて言えば、既存の選手たちの競争相手になり、刺激になるような選手を指名しておきたい。今年、成績を残した選手が来季、故障で離脱する可能性があるかもしれない。そんな時に助けになるような選手を指名できれば理想だ。

【広島】
補強ポイント:外野手レギュラー候補
長年、レギュラーとして活躍した西川 龍馬外野手(敦賀気比)がオリックスへ移籍。今年のドラフトは投手中心だった。野手獲得の必要性が高くなっている。

【DeNA】
補強ポイント:右の強打者タイプor即戦力投手
エース・今永 昇太投手(北筑)がMLB移籍確実。石田 健大投手(広島工)がFA宣言をしており、バウアー投手の残留も読めない状況で、投手は足りない状況。近年、上位指名の投手がなかなか一軍で活躍できていない状況を踏まえても即戦力投手は必要。また、左打者偏重の編成になっているため、今の右打者たちを上回る魅力的な強打者がいれば、手を挙げたい。

【巨人】
補強ポイント:中継ぎ投手
今年の巨人は中継ぎ投手不足が苦しいシーズンになった。10ホールド以上が4人。チーム最多の23ホールドを記録した高梨 雄平投手(川越東)が防御率4.19。いわゆるセットアッパーとして、申し分ない成績を残したのは中川 皓太投手(山陽)のみ。現役ドラフトから即戦力投手候補は積極的に指名するのではないか。

【ヤクルト】
補強ポイント:即戦力となれば、投打どちらも
21年〜22年まで連覇していたヤクルトは、戦力が絶対的に足りないというより、離脱者が多くて苦しんだ感が強い。コアとなる主砲・村上 宗隆内野手(九州学院)がいて、エースには小川 泰弘投手(成章)、クローザーでは田口 麗斗投手(広島新庄)と、それぞれのポジションに柱となる選手がいるのは心強い。
即戦力になる選手を指名して、戦力に厚みを持たせていけば、失速せずに戦えるチームになるのではないか。

【中日】
補強ポイント:投手
ここまで中日は巨人から移籍した中田 翔内野手(大阪桐蔭)を筆頭に野手の獲得が目立つが、投手の補強はない。先発投手は充実しているが、全体的に見ると人材不足。即戦力投手が獲得できれば、もっと投手運用は楽になる。

現役ドラフト予想 セ・リーグ編はこちら
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この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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