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【現役ドラフト予想 パ・リーグ編】甲子園の名将の孫、二桁本塁打のスラッガー、日本シリーズ登録選手もリスト入りか!?

2023.12.06


渡邊 佳明、今川 優馬

12月8日に2回目の現役ドラフトが開催される。昨年はソフトバンクから阪神に移籍した大竹 耕太郎投手(済々黌-早稲田大)が12勝2敗の大ブレイク。DeNAから中日に移籍した細川 成也外野手(明秀日立)が140試合で24本塁打を放った。開催を疑問視する声もあったが、初年度は概ね成功だったと言えるだろう。

現役ドラフトの対象になるのは、年俸5000万円以下のFA権を保有しない日本人の支配下選手。除外されるのは、以下に該当する選手だ。

・外国人選手
・複数年契約を結んでいる選手
・年俸5000万円以上の選手(1名に限り5000万円以上1億円未満も可)
・過去にFA権を行使したことのある選手
・FA有資格選手
・育成選手
・前年のシーズン終了以降に契約譲渡で獲得した選手
・シーズン終了後に育成から支配下になった選手
ただし、球団が5000万円以上1億円未満の選手を対象としてリストアップした場合、5000万円未満の選手を各球団最低2人リストアップしなければならない。

以上の条件を踏まえて、今年、現役ドラフトの候補選手たちを予想してみた。まずはパ・リーグだ(各選手の年俸額は推定)。

*は甲子園出場経験者
【日本ハム】
生田目 翼投手(水戸工-流通経済大-日本通運)5年目
年俸900万円 5試合 0勝1敗 防御率2.16
速球でねじ伏せる投手。5試合で、防御率2.16と悪くないが、8.1イニングで6四死球がマイナスポイントか。他球団で活路を見出したい。

田中 瑛斗投手(柳ヶ浦)6年目
年俸700万円 2試合 防御率5.40
期待の本格派右腕と言われ続け、来季が7年目。ラストチャンスにかける。今季は二軍で、51.1回投げており、投手が足りない球団はオススメ。

*今川 優馬外野手(東海大四-東海大北海道-JFE東日本)3年目
年俸1800万円 28試合 打率.197 69打数12安打 1打点
昨季は10本塁打を放つも、今季は0本塁打、28試合出場にとどまった。今季の起用を見ているとチーム内の序列が下がっていることを感じる。他球団でその打力を発揮したい。

【西武】
山野辺 翔内野手(桐蔭学園-桜美林大-三菱自動車岡崎)6年目
年俸970万円 35試合 39打数8安打 打率.205 2打点
複数ポジションをこなせる内野手。毎年30試合前後の出場にとどまっている。今季は二軍では7本塁打を打っているようにパンチ力はある。

*浜屋 将太投手(樟南高-三菱日立パワーシステムズ)4年目

年俸750万円 一軍登板なし
1年目には12試合で、8先発を果たした実戦派左腕だが、ここ2年は一軍登板から遠ざかっている。二軍戦では17試合で防御率4.68。今年の西武はドラフト1位の武内 夏暉投手(八幡南-國學院大)を含め4人の左腕を指名している。浜屋が押し出される格好でリスト入りか。

【楽天】
内間 拓馬投手(宜野座高-亜細亜大)3年目

年俸700万円 一軍登板なし
1年目は150キロ超えの速球を武器に11試合に登板したが、2年目は1試合登板。今年は一軍登板なしに終わっている。

*渡邊 佳明内野手(横浜-明治大)5年目
年俸1400万円 25試合 打率.143 49打数7安打 3打点
横浜を名門に育て上げた渡辺 元智監督の孫として知られる渡辺。ルーキーイヤーの2019年には77試合、2022年には60試合出場と入団から5年連続で一軍出場しているユーティリティプレイヤー。今季は25試合出場にとどまったが、二軍では77試合で、打率.372と高打率を残した。内野手の序列が今と変わらないならば、移籍して活路を見出したい選手。

【ソフトバンク】
杉山 一樹投手(駿河総合高-三菱重工広島)5年目

年俸1500万円 一軍登板なし
一軍公式戦で160キロをマークした剛速球右腕。ポテンシャルは文句なしだが、一軍登板は2021年の15試合が最多で、通算でも38試合にとどまる。今季は怪我もあり一軍登板なしに終わった。リストアップされれば、大竹に続くブレイクも期待できる。

*野村 大樹内野手(早稲田実)5年目
年俸950万円 41試合 打率.216 74打数16安打 1本塁打4打点
高校時代から高い打撃技術が魅力的なスラッガーで、NPBでも活躍を期待したが、もうひとつ伸びきれていない。今季は自己最多の一軍41試合に出場、二軍では打率.314、OPS.888と圧倒的な成績を残している。
一軍では一塁手のみの出場だったが、二軍では二塁、三塁の出場もあった。他球団に移籍し、才能を開花させてほしい。

【ロッテ】
小野 郁投手(西日本短大付-楽天)8年目
年俸3500万円 10試合 0勝1敗 4ホールド 防御率4.66
2020年〜2022年は一軍登板40登板以上をしている速球派右腕。今季は10試合登板に終わった。復活すれば、大きな戦力になるが、環境を変えることもアリではないか。

*八木 彬投手(八戸学院光星-東北福祉大-三菱重工West)2年目
年俸1100万円 3試合 防御率18.00
1年目は22試合登板した速球派右腕だが、今季は3試合登板にとどまっている。

【オリックス】
村西 良太投手(津名高-近畿大)4年目

年俸1400万円 7試合 0勝1敗 防御率6.17
かつては右サイドから投げ込む150キロ前後の速球とカットボールが持ち味だったが、今季からアンダースローへ転向。22年には22試合登板で、24.1回を投げて27奪三振と投球回を上回る成績を残している。今季は7試合登板にとどまったが、二軍では防御率1.73とウエスタン最優秀防御率を受賞した。投手層の薄い球団では大活躍の可能性も。

渡部 遼人外野手(桐光学園-慶應大)
年俸900万円 32試合 打率.171 41打数7安打 1打点 2年目
脚力の高さを活かした広い守備範囲が魅力の外野手。2年続けて一軍出場しており、今季は32試合出場。日本シリーズでは、出場資格者名簿にも入っている。課題は打撃。2年続けて、2割以上を残せないでいる。オリックスは左打ちの外野手が多く、競争も激しい。同じ外野手の潜在能力、将来性をすべて比較した結果、渡部をリストアップした。

現役ドラフト予想  セ・リーグ編はこちら

この記事の執筆者: 河嶋 宗一

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