新加入の新潟「補強6人組」は多彩な顔触れ! NPB通算は計1348試合の実績!
田中 俊太、髙山 俊
来シーズンからプロ野球イースタン・リーグに加入することが決まっているオイシックス新潟アルビレックスBCが、NPB経験者の入団を次々に発表している。
12月6日時点で6人。全員、このオフに戦力外通告を受けてはいるが、タイトルホルダーも名を連ね、実績は十分にある。
最初に発表されたのが薮田 和樹投手(前広島)と三上 朋也投手(前巨人)のふたりだった。
薮田は今回加わった選手の中で唯一、先発投手としての実績がある。入団3年目の2017年には38試合(先発15試合)の登板で15勝3敗、勝率.833で最高勝率のタイトルをつかみ、広島の優勝に大きく貢献した。オフには日本代表にも選出され、アジアプロ野球チャンピオンシップに参加。金メダルを獲得している。近年は1軍で結果を残すことができなかったものの、実績は随一だ。
三上は中継ぎとして通算368試合に登板。10勝16敗23セーブ、121ホールド、防御率3.22と、結果を残し続けてきた。年間40試合以上の登板は5度あるタフネス右腕で、34歳の今シーズンも、1軍で22試合に登板しているのは心強い。
投手では、オリックスと阪神の2球団で104試合に登板した小林 慶祐投手(前阪神)も加入した。今シーズンは1軍で1試合のみの登板にとどまったものの、2軍では39試合の登板で16セーブを挙げ、最多セーブのタイトルを獲得。昨シーズンは1軍で10試合に登板し防御率1.59と結果を残していた。
野手では髙山 俊外野手(前阪神)、田中 俊太内野手(前DeNA)、園部 佳太内野手(前オリックス)の3人の加入が発表されている。
球団を通じて「全身全霊でプレーさせていただきたい」と決意を述べた髙山は、入団1年目の2016年に新人王を受賞した。以降は出番が減り、今シーズンは1軍での出場もなかった。しかし、2軍では92試合に出場し、打率.249(261打数65安打)、9本塁打と身体は元気な状態だ。
巨人とDeNAでプレーした田中は、内野の全ポジションを守ることのできるユーティリティープレーヤー。園部は育成契約だったため1軍での出場はないものの、今シーズン2軍では打率.278(72打数20安打)、1本塁打、OPS.751と、まずまずの結果を出している。
ここまでオイシックス新潟アルビレックスBCが獲得した選手と見ると、薮田と髙山のタイトルホルダーをはじめ、三上や小林といった経験豊富な中継ぎ投手や、ユーティリティープレーヤーの田中に、長打力が売りの園部と、異なる特徴を持つ選手が揃っている。来シーズン、どのようなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみだ。
<オイシックス新潟アルビレックスBCに入団する選手のNPB通算成績>
・薮田 和樹(広島)
123試合(304回)23勝11敗、6ホールド、防御率3.94
☆最高勝率(2017年)
・三上 朋也(DeNAー巨人)
368試合(346.2回)10勝16敗、23セーブ121ホールド、防御率3.22
・小林 慶祐(オリックスー阪神)
104試合(109回)2勝4敗、9ホールド、防御率4.13
・髙山 俊(阪神)
467試合 打率.250(1320打数330安打)、20本塁打135打点23盗塁
☆新人王(2016年)
・田中 俊太(巨人ーDeNA)
286試合 打率.227(519打数118安打)、7本塁打41打点10盗塁
・園部 佳太(オリックス)
1軍出場なし