故障者続出のロッテ 1軍未出場は投手、野手合わせて12人
プロ野球は9月に入りシーズンも残すところ1ヶ月ほどだが、そのなかでここまで1軍出場がない選手を振り返ってみたい。
今シーズンのロッテは、吉井理人新監督のもとで序盤から上位争いを繰り広げている。そのなかで1軍未出場の選手は投手8人、野手4人の合計12人いる。
投手では石川 歩投手(富山・滑川出身)がここまで1軍未登板。当初は開幕投手として吉井監督の初陣を任される予定だったが、コンディション不良でそれを回避した。以降はリハビリを行い8月20日に2軍戦で今シーズン公式戦初登板を果たした。しかし0.1回を投げ被安打3、3失点と本来の調子にはまだまだ戻っていない。
通算41勝を挙げている二木 康太投手(鹿児島情報出身)も石川と同様に開幕前の故障で戦列を離れており1軍での登板がない。その二木も8月19日に2軍戦で復帰。1回無安打無失点、2奪三振とまずまずの内容だった。今後はイニングを伸ばして1軍昇格を目指すことになる。
その他では国吉 佑樹投手(秀岳館出身)、河村 説人投手(白樺学園出身)、佐藤 奨真投手(関東一出身)ら、ここ数年で1軍の戦力となっていた選手たちも2軍で汗を流している。
一方の野手では昨シーズンの盗塁王であり、ゴールデングラブ賞受賞者である髙部 瑛斗外野手(東海大甲府出身)は3月に右肩の肉離れで離脱。開幕2軍スタートとなった髙部は、4月下旬に再び右肩を痛めてしまい、9月1日には第一肋骨切除術を行った。
内野のユーティリティープレーヤーとして2021年に84試合、昨年も46試合に出場していた三木 亮内野手(遊学館出身)も今シーズンは2軍での調整が続いている。
その他では高卒ルーキーの金田 優太内野手(浦和学院出身)、そして高卒3年目の西川 僚祐外野手(東海大相模出身)が1軍未出場。若い2人はシーズン最終盤の順位確定後、あるいは来シーズン以降の1軍昇格を目指すことになりそうだ。
<今シーズン1軍未出場の選手>
※育成契約は除く
※◎はルーキー
<投手>
石川 歩
二木 康太
田中 晴也◎
秋山 正雲
河村 説人
佐藤 奨真
土居 豪人
国吉 佑樹
※9月3日終了時点